【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第10回目 花と緑のボランティア
2025年7月12日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座の第10回目「花と緑のボランティア」の実習を大通公園西8丁目花壇で行いました。講師はガーデニングリラの会のみなさんです。
ガーデニングリラの会は、さっぽろまちづくりガーデニング講座の前身である札幌緑花園芸学校の修了生が、一人一人の園芸技術の向上と、仲間との絆で花のまちづくりを目指して発足させた団体で、現在57名が活動しています。
今回の実習では「大通西8丁目花壇」の植栽管理をしている「大通班」のみなさんから活動内容のご説明を受けた後、実際に花壇を見学して、メンテナンスの方法などを学びました。
「大通班」の活動は今年で17年目を迎え、19.25㎡(3.5m×5.5m)の花壇4面を管理しています。
東側の2面は白・青・紫などの寒色系の植物を多く用いて北国の爽やかなイメージでデザインされた「北国の花壇」、西側の2面は、ホップのアーチをメインに黄・オレンジ、赤など暖色を主に用い、温かみのある牧歌的な北海道を表現した「ホップの小径」があります。南側の「ホップの小径」では、アーチ同士をホップの蔓で繋ぐように誘引しており、小径を通って、じっくりとホップの様子を観察することができます。
また、毎回の活動後は、「活動記録」を記入し、新植した花苗の名前や活動の内容などをメンバーで共有しているそうです。
大通公園は、冬期間、雪まつりの開催時に花壇の上に雪像や重機、コンテナハウスなどが乗ることも考慮し、地上部には何も残らないように10月には植物はすべて刈り込み、フェンスやアーチ、花壇エッジなども撤去するため、次年度に備えて植物の位置やサイズなどを図面に落とし込み、それらをまとめた活動記録を冊子に残し、植栽計画に役立てているそうです。
また、市民をはじめ世界中の方が集う大通公園での花壇を意識したプランツネームを作成しており、写真付きで文字が読みやすい工夫がされています。
花壇の見学後、受講者のみなさんは花壇4面に分かれて、それぞれの花壇の状況に合ったメンテナンスの方法を教わりました。
リラの会のみなさんとマンツーマンに近い状況で花柄つみや剪定、春の植物から夏の植物へ入れ替える作業を行いました。
実習の最後には、昨年さっぽろまちづくりガーデニング講座を修了し、現在リラの会で活躍されている会員の方からご挨拶していただきました。
当日は、連日の猛暑が避けられ、きれいな夏空が広がる中での実習となりました。
参加者からは、「植物の特徴や種類の組合せ等に納得感があり、多くの学びがあった。」などの声がありました。今回の実習を通して、ボランティア活動を身近に感じることができたようです。
今後もリラの会のみなさんの日々の研鑽によって素敵な花壇を私たちに見せてくれることでしょう。
改めまして、リラの会のみなさん、このたびはありがとうございました。










