【2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座】第5回目 一年草の花壇づくり
2025年5月24日土曜日、2025年さっぽろまちづくりガーデニング講座第5回目「一年草の花壇づくり」の屋外実習を百合が原公園で行いました。
講師は初回4月5日の講義を担当していただいた、株式会社サンガーデン取締役の土谷美紀さんです。
また、恵庭をメインに各地で活躍されているガーデナーの菅田裕子さんにもお越しいただきました。
お二人には朝早くからお越しいただき、900株以上の花苗を花壇に並べてご準備いただきました。
今年も土谷さんのデザイン、お二人の指導のもと受講者のみなさんと一緒に百合が原緑のセンター前に一年草花壇をつくっていきます。
今年の花壇は、八重咲のキンギョソウ「トゥイニーアップル」やインパチェンス、ペチュニア「さくらさくら」「桃色吐息」といったピンク系の花色に、ペチュニア「レイシャドウ」のスモーキーな色合いが‘大人可愛い’を演出しています。このほか、ロベリアやサルビアファリナセア、バーベナボナリエンシスといったブルー、紫系の花色が並び、オルラヤ、ダスティミラーの白色の植物が加わる素敵なデザインです。
「今年の花壇は柔らかく優しい感じをイメージして植物を組み合わせてみました。」と講師の土谷さん。
まずは苗を選ぶ時のポイントに続き、植え付け前の花苗の処理を学んでいきます。
キンギョソウやペチュニア、インパチェンスなど花が咲いているものは花芽を切ってから花壇に植えていきます。きれいに咲いている花を摘んでしまうことに受講者のみなさんは喚声があがるほど驚いていましたが、花芽を切って植えることで、これから花壇という新しい環境でしっかり根をおろすための手助けになるそうです。
また、植物によっては細い根のものもあれば太いものもあり、その植物によって根のほぐし方を調整することもポイント。
花壇に植えたばかりの時は色々な方向を向いている花苗ですが、花芽を摘み、根をほぐし、ふかふかの土に植え、水をたっぷりと与えてあげてしばらく経つと、みんな一斉に太陽の方向を向いていくそうです。その光景はまるで花壇のなかで仲間同士になったようで、そのときにはしっかり根付いたという証でもあるとお話をしてくださいました。
講師の手早く植え付ける様子をみなさん真剣に見入り、「苗を植えたあとは周りの土を整えることも忘れずにね」との説明に思わず頷きます。
ひと通りの説明の後、「花色と葉の色を組み合わせて配置しているので、みなさんも植え付けながら花苗の配置を確認しながら植えていきましょう。」との講師の声に、みなさんそれぞれ花壇へ並びます。
最初は躊躇しながら花を摘んだり、不安な表情で植えたりしていた受講者のみなさんでしたが、講師の土谷さんや菅田さんに質問しながら、普段植えることないたくさんの花苗を植えたことで自信につながったと話されていました。
すべての苗を植え終わった花壇は緑一色の少し寂しい花壇になりましたが、月日を経るごとに生長し、彩り豊かな花壇に変化していくことでしょう。
また、この花壇では受講者のみなさんと継続してメンテナンスを行っていく予定です。自分たちで植えた花のお手入れをしながら、一年草がこれからどのように変化していくのか一緒に見守っていきましょう。
受講者にみなさんお疲れさまでした。そして、講師の土谷さん、菅田さん、朝早くからのご準備とご指導ありがとうございました。











