【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第9回目 花壇メンテナンス
2024年6月29日土曜日、令和6年さっぽろまちづくりガーデニング講座の第9回目「花壇メンテナンス」の実習を百合が原公園で行いました。
講師は当協会職員で百合が原公園勤務の戸倉倫が担当しました。
今回は、花壇のメンテナンスを行う際のポイントを実習を通して学びます。
5月に「一年草の花壇づくり」の実習で受講者さんと作り上げた、緑のセンター前の花壇を実際にメンテナンスしていきます。
はじめに、追肥の仕方、花がら摘み、ユリ‘カサブランカ’の支柱立てなどの説明を受けた後、まずは、花壇周辺の除草を行います。
直接手で草をむしったり、ねじり鎌で雑草をかき集めたりして大きな花壇を手分けして除草していきます。黙々と手を動かしながらも、大きくなった花々を目の前に「こんなに大きくなったんですね!」と生長を喜んでいる方もいました。
続いて、ユリ‘カサブランカ’の支柱立ての実演です。
支柱を立てるというと、ユリの茎に沿わせて立ててしまいそうですが、茎から近すぎると土の中の球根に刺さってしまい傷つけてしまうので、少し離して立てるのがポイントとのこと。
また、支柱とユリの茎を結ぶ際は締め過ぎると、生長した時にそこから折れてしまったり、せっかく下から上がってきた栄養分を阻害することにもなるそうです。
講師の説明の後、みなさんも支柱立てにチャレンジしながら「今までぐるぐる巻きにしていたね」との声が聞こえてきます。
この日は、札幌市内で30℃を超える真夏日となり実習中も暑さが強まったことから、花がら摘みの実演は省略して、最後に施肥の説明です。
施肥は1株あたりひとつまみが目安ですが、人によってその感覚が違うので、もう一つの目安として、掌に肥料をのせた時に中指のみに肥料が溜まるくらいを枝・葉の下にまくということを教えていただきました。
実習前は雑草でいっぱいだった花壇の周りでしたが…。
みなさんとメンテナンスを行った結果、すっきりとした花壇になりました。
この花壇は、受講者のみなさんとこの後も継続してメンテナンスを行っていく予定です。自分たちで植えた花の手入れをしながら、花壇が変化していく様子を楽しみに一緒に見守っていきましょう。









