【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第13回目 花と緑のボランティア
2023年9月2日(土曜日)、令和5年さっぽろまちづくりガーデニング講座第13回目「花と緑のボランティア」をテーマに講義と実習を行いました。講師は‘ガーデニングリラの会’の皆さんです。
‘ガーデニングリラの会’は、さっぽろまちづくりガーデニング講座の前身となる‘さっぽろ緑花園芸学校’で学んだ25名が発足させたボランティア団体で、現在は70名近くの会員が活動しています。
今回は主に大通公園西8丁目花壇の植栽管理をしている「大通班」の皆さんに自分たちの活動のお話のほか、活動場所の西8丁目花壇でメンテナンスを学びました。
西8丁目花壇には、ホップのアーチをメインに暖色を用い温かみのある牧歌的な北海道を表現した「ホップの小径」が2面、寒色系の花や葉色をメインに北国のさわやかなイメージでデザインした「北国の花壇」が2面あります。
花壇の説明を聞いた後、受講生は4面の花壇に分かれてそれぞれの花壇の状況に合ったメンテナンスを教えてもらい、実践しました。
ハサミの動かし方、それぞれの植物に合った剪定の仕方、考え方など、マンツーマンで丁寧に教えていただきました。
作業しながら植物や花壇のことなど、たくさんの話をお聞きし、ボランティア活動をより身近に感じる事ができたようです。
西8丁目花壇の2面は、札幌市と‘さっぽろまちづくりパートナー協定’を締結しているスポンサー企業の象徴であるビールの原料ホップをアーチ仕立てにしています。
今年度は新しい試みで1面の花壇をアーチとアーチの間を上部で繋ぐように誘引したそうです。ホップの下の小径を通ってじっくり観察するのも楽しいですね。
プランツネームの設置も体験しました。
‘ガーデニングリラの会’のプランツネームは写真入りで読みやすい表記と花壇を訪れる方の目線に合わせた角度に設置するなどの工夫がされていました。
受講生は花の時期が終わり葉だけになっていた植物が何かなかなかわからず、苦労した様子。プランツネームと植物見比べ、教えてもらいながら設置しました。
雪まつり会場にもなる西8丁目花壇は、地上部には何も残らないようにすべて刈り込むそうです。刈り込んだ後は位置やサイズなどを図面に落とし込み、来期の植栽計画の参考にするとのこと。
現況把握と綿密な計画、知識や経験豊富なメンバーが揃い、見ごたえのある花壇が作られているのですね。
受講生のみなさんは、ぼんやりとしていたボランティア活動のイメージが明確になったのではないでしょうか。今回の実習が講座修了後の指針となるかもしれませんね。
‘ガーデニングリラの会’の皆さんには丁寧な指導を本当にありがとうございました。
















