ガーデニング講座【実習編】⑦宿根草の管理(株分け)
平成29年9月9日(土曜日)、百合が原公園にてガーデニング講座第7回目となる「宿根草の管理(株分け)」の実習を行いました。
今回の講師は百合が原公園の岡田職員と補助として奥野職員が実習を担当しました。
今回は世界の庭園内にあるボーダー花壇にずらーーっと並ぶギボウシを株分けです!
まずは岡田職員、奥野職員によるデモンストレーションを行い、株分けの手順を受講者さんたちに確認してもらいました。
掘り方や植え戻す際に前回の先生はスコップを斜めに入れちゃダメって言ってたよ?などの質問があり、今までの講座の積み重ねが感じられる場面もありました!
ちなみに、スコップを斜めに入れて掘り起こすと根を切断してしまう可能性が高いですが、
ギボウシは多少根が切れても大丈夫なくらい丈夫な植物なので斜めに入れて掘り起こしても問題ないそうです。
さて、手順の確認が終わったらいざ実践です!
3人一組でボーダー花壇内にあるギボウシを株分けしました。
まずはギボウシを掘上げ、花壇前に敷いたブルーシートの上で株分けを行って行きます。
株分けには二つの方法があり、今回はどちらも実践してもらいました。
まず、一つ目はフォークで分ける方法です。

フォークを分け目に刺している様子
分けたい部分にフォークをぐぐっと刺して分けます。
こちらは水洗いよりも早く分ける事が出来ますが、手で分けるよりも根を傷つけてしまいやすいです。
そして二つ目は水で泥を落として、手で分けていく方法です。
今回は箕(み)に水を溜めて土を洗いました。
こちらの方法は時間がかかりますが、根をあまり傷つけずに済みます。
また、地上部がない(根しかない)時期に株分けをする際にはこちらの方法が適しているそうです。
株を分けたら、1株は元のあった場所へ植え戻しました。
元あった場所に戻す際には、掘った穴に落ち葉堆肥と肥料を入れてから植え戻します。

掘った穴に落ち葉堆肥を入れる様子
植え戻すときは余計な葉を落とし、園路にギボウシの正面が向くように気を付ながら戻していきました。
普段何気なく見ている花壇の花も正面が見えるように植えられているのかな?と気にしながら歩くのも楽しいかもしれませんね。
さて、株分けして元の場所に戻した以外のギボウシ達はどうなったかというと、
公園の入り口からリリートレインの駅舎にかけてあるボーダー花壇の温室側(日蔭)に植え込みました!
世界の庭園内のボーダー花壇は半日陰でしたが、移植先のボーダー花壇は背の高い樹木がある日陰になっています。
今回株分けしたギボウシは斑入りのものが多かったのですが、日陰でも映えるようにと斑入りのものを選んだそうです!
但し、日が当たらなさ過ぎると斑のしっかりとした違いが分からなくなる可能性もあるそうです・・・。
株分け直後なので、まだまだ小さいですが、これから広がって行くのが楽しみですね。
百合が原公園を訪れた際には是非こちらのボーダー花壇のギボウシもご覧になってはいかがでしょうか?








