ガーデニング講座【実習編】⑩冬囲い
11月7日(土)、さっぽろまちづくりガーデニング講座、今年最後の実習を行いました。
10回目のテーマは「冬囲い」、場所は平岡樹芸センターです。
今回の講師は、【講義編】「花木類の管理」や、6月に「花木の剪定」を担当した鮫島職員です。実習「花木の剪定」と同様に実習補助として樹木会のメンバーが駆けつけてくれました。
剪定の実習と同じツツジの木に冬囲いをするということで、受講者のみなさんちょっぴり嬉しそうです。
まず、実際に雪囲いをする前に玉縄の取り方、縄同士のつなぎ方から教わります。
縄は無駄なく使うのが一番ですが、中途半端な長さが余ることがあります。
そんな時は撚った縄の間にもう一方の縄を差し込んでつないでやれば、無駄になりません。
冬囲いに使う縄は、ビニール紐などより昔ながらのわら縄が良いようです。
縄同士ををつなげることができないくらい短く余っても、わら縄なら細かく切って土の上に撒けば土に還ります。ビニール紐なら短くて使えない部分はゴミになってしまいます。
縄の扱い方を教わったら、みんなそれぞれ縄を持って「男結び」に挑戦してみます。
見てると簡単そうですが、やってみるとこれがなかなかうまくいかないのです。
結び方がこんがらがったり、結べた!と思ったらゆるくなってしまったり…。手が自然に動くようになるまで何度も練習します。
ついつい手元ばかりを見てしまいますが、周りを見るとまだ紅葉が残っています。
結び方をマスターしたら、ツツジの木をまとめていきます。
剪定の実習の時と同じように好きな木を選んで縄を結んでいきます。
午前の実習が終わるころには、こんなにすっきりしました。
午後からは結んだツツジの木の周りに穴を開けて根曲がり竹を刺し、囲っていきます。
6月に行った剪定の実習時から比較してみます。
上左:剪定前(6月20日)、上右:冬囲い前(11月7日朝)、下左:縄でまとめた後(11月7日昼)、下右:竹を仕立てた後(11月7日夕方)
実習でみなさんが頑張った成果です。
この日はとても寒かったのですが、受講者のみなさんや講師の鮫島職員、樹木会のみなさんの笑顔が絶えない一日でした。
今年1月の講義編から始まった平成27年さっぽろまちづくりガーデニング講座は、無事に終了することができました。
受講者のみなさん、一年間お疲れさまでした!
受講者のみなさんがこの講座で学んだことを活かして、それぞれの地域や社会で活躍されることを楽しみにしています。
現在、平成28年さっぽろまちづくりガーデニング講座の受講者を募集しています。
ガーデニングに興味のある方、花と緑あふれる美しいまちづくりのために、ガーデニングの基礎を一緒に学んでみませんか?


















