さっぽろ花と緑のまちづくりフォーラム2025「らくちんガーデニング」を楽しむ小さな魔法のお話を開催しました!
2025年3月23日日曜日、さっぽろ花と緑のまちづくりフォーラム2025「らくちんガーデニング」を楽しむ小さな魔法のお話を開催しました。
このイベントは、花や緑に関心を寄せる市民のみなさまにお集まりいただき、専門家による講演を通じて、新たな発見や学びを得て、これからのガーデニングや花と緑のまちづくり活動を始めるきっかけとなることを目的として開催しています。
今回は各メディアで幅広く活躍されている園芸家・杉井志織さんをお招きしました。
当日は朝からみぞれが降り続くあいにくの天候にも関わらず、会場にはたくさんの方にお集まりいただきました。
第一部の講演では、「らくちんガーデニング」を楽しむ小さな魔法のお話と題して、杉井志織さんが植物と向き合う中で気づいた、無理なく庭しごとを続け、楽しむためのヒントを事例を交えながらお話してくださいました。
夏の猛暑が続く昨今ですが、そんな暑さのなかでも元気に育ってくれる品種の植物を選ぶよう工夫したり、掃除しやすく管理動線がシンプルな育てる人にやさしい庭づくりを予めすることで、植物も自然と元気になり、それが庭の美しさにもつながっていくとのこと。ほかにも根が張りやすい植物の植え方やデザインのことなど、これからの庭づくりに役立つお話が聴けました。
続いて、第二部では「寄せ植え公開レッスン」と題して、会場から抽選でおひとりにステージに上がっていただき、直接講師に指導してもらいながら寄せ植えづくりをしていただきました。
会場のみなさんにもプロの寄せ植えづくりのポイントがわかるように講師の手元をスクリーンに上映し、一緒に学びました。
寄せ植えづくりをする際、多くの人が根鉢をくずして植えることが多いですが、土を落とすことで根が傷つき、株が弱ることがあります。そこでおすすめは、ポットに入ったままの状態でモミモミと揉みほぐし、植えやすい形に整える方法です。
ほかにも、色合いや草丈のバランス、植物の「顔」の向きなどを考えて、完成したときの植物のレイアウトを決めてから植えはじめること、最初からプランターの中に土を入れて掘りながら植物を植えるのではなく、足りない土を足しながら植えていくことがコツですとの講師の説明に、会場のみなさんも思わず「なるほど」と頷いてしまうポイントを伝授してくださいました。
杉井さんのチャーミングで飾らない、わかりやすいお話はみなさんのハートを掴んで離さず、会場内は時折、笑いも起こる終始和やかなムードで包まれていました。
最後に杉井さんに抽選くじを引いていただき、会場を彩ったアレンジメントフラワーとデモンストレーションで杉井さんが制作した寄せ植えを来場者にプレゼントしました。
今回の講演会では、発見や多くの学びが得られたと思います。
ぜひ、この経験を今後の花と緑のまちづくりに活かしていってください。
ご来場されたみなさま、どうもありがとうございました。





