【さっぽろまちづくりガーデニング講座】第11回目 ラベンダーの花後の手入れとふやし方
2023年8月5日(土曜日)、令和5年さっぽろまちづくりガーデニング講座の第11回目「ラベンダーの花後の手入れとふやし方」の実習を百合が原公園を会場に行いました。講師は当協会職員で百合が原公園勤務の遠藤彰一が担当しました。
今回はラベンダーの剪定とふやし方を学び、実践します。
ラベンダーの剪定に適した時期やなぜ剪定するのか、どこを剪定したら良いのか、また、ふやす方法の1つの「挿し木」について必要な道具や手順、挿し穂の採取方法などを学びました。
実際に剪定していきます。
剪定した枝の中から適したものを選び、挿し穂を作りました。
作った挿し穂は「枝分かれしているものは1本にした方が良い」「切り口を見て枯れていないか確認する」「下の方の枯れている葉を落とす」など遠藤講師からアドバイスをもらった部分を各々整え、挿し木をする準備ができました。
発根が確認しやすいように透明のカップに赤玉土を入れ、発根促進材をつけた挿し穂の切り口が土に触れないように慎重に作業しました。
その後の作業は今までの実習の経験に通じる部分もあり、みなさん手慣れた様子で挿し木の作業を終えました。
このあと公園内の星形花壇に移動して、すでに剪定が終わっているラベンダーを見学しました。
先ほどの講義の内容を思い出しながら、1株ずつ放射状に刈込んであるラベンダーをじっくり観察しました。
1株の大きさはどのくらいなのか覗き込んだり、刈込後の表面はどうなっているのか触ってみたり、みなさん興味津々でした。
この花壇は星形の縁取りがラベンダー、内側にユリが植栽されています。花の時期は終わってしまいましたが、今年はラベンダーとユリの開花のタイミングが合い、ユリのオレンジ色とラベンダーの濃紫色のコントラストが見事だったそうです。
刈込みされた今の花壇を目に焼き付けて、また来年の開花を楽しみに待ちましょう。
最後に5月に受講生が植栽した一年草花壇に立ち寄りました。
カサブランカが見事に咲き、花壇が一層華やかになっていました。
自分たちで植栽し、メンテナンス活動を行っている花壇なので、喜びもひとしおです。
写真を撮ったり、植栽の時の思い出話や、メンテナンスの話など会話が弾んでいました。
実習で作った挿し木がみなさんの自宅で花咲く日を楽しみにしています。
遠藤講師が用意してくれた挿し木と一緒にぜひ育ててくださいね。











