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技術指導講師派遣「ポタジェ&コンパニオンプランツ」講習会を行いました

3月16日、登録団体「花と緑のEGG」に技術指導講師派遣で「ポタジェとコンパニオンプランツ」講習会を行いました。
講師は、南区石山でポタジェを作り、ポタジェを広めるための活動をしている、ピュア・ポタジェ代表の藤井純子さんをお迎えしました。

講師の藤井純子さん

2001年ごろから土地を得て野菜を作り始めた藤井さん。当時はお仕事をされていて、栽培方法を習ったこともなく、基本が書かれた本1冊を見ながら自分の感覚を頼りにした方法で野菜やハーブ、花を育てていたそうです。
興味を持った多くの種類を少しずつ、畝たてもせず株間もなく、密植するその植え方を野菜ソムリエの友人たちに見せたところ、野菜つくりの常識からいえば、ほとんど施肥をしない、十分な株間もない植え方なのに植物は大きく育ち見事な野菜が実っているのはおかしいと言われたそうです。

よくよく調べてみると、これがいろいろな種類の植物が一緒に植えられていることで相互に良い影響を及ぼす、ポタジェだったのだと気が付いたのだそうです。

講義の様子

一見畑ではない、ガーデンのようなおしゃれなデザインなのに、毎日の食卓に必要な食材が十分育つ。
リースなどクラフトづくりの材料にするためのドライフラワーや、ハーブティ、入浴時にも育てた植物を使うなど、
ご自身の体験に基づいたポタジェのある暮らしをたくさんの方に伝えたい、と藤井さん。

講義の様子

一緒に植えると生育を促進する、アブラムシや病害を防ぐなどうれしい作用のある組み合わせの植物は本当に
たくさんありますが、「異なる科の植物を近くに植えるといいんですよ」と藤井さん。
基本を大切に感覚(五感)直感を大切にハーブなどの自然の力を大切に
自分の気持ちと暮らしに合った形での活動を優しく教えていただきました。

受講生の様子

国際大学のイネーブルガーデンでは、花も野菜もハーブも植えてあり、講習で挙げられた野菜のほとんどになじみのあるEGGのみなさん。
固定種の種をまいて育てて種を採り自分で苗を育てれば、持続的でお財布にも優しいとお聞きすると、早速試してみたい、種をまきたい気持ちになったようですよ。

雪融けが急速に進む時期に、来シーズンの活動へ気持ちが向かう講習会になりました。