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さっぽろ花と緑のまちづくり講演会2019 開催しました

12月7日、札幌すみれホテルで「さっぽろ花と緑のまちづくり講演会2019」を開催しました。このイベントは、花と緑に関心を寄せる市民が一堂に会し、専門家の講演や、花と緑の活動に関わる方々同士の交流をとおして、花と緑のまちづくりを共に学び・考えることを目的に2009年から毎年開催しています。

11回目となる今回は、十勝の広尾町で千品種を超える宿根草を育成し、ガーデンも運営する大森ガーデン取締役社長の大森康雄さん、専務・ガーデンデザイナーの大森敬子さんをお招きし、「宿根草でサステイナブルな景観づくり~多彩で多才な宿根草~」と題した講演会と、交流会を行いました。

当日は、定員いっぱいの200名の方にご参加いただきました。

大森康雄さんの講演の様子 大森敬子さんの講演の様子

テーマにある「サステイナブル」という言葉、直訳すると「持続可能な」という意味です。その土地に適する植物を使い、管理する人にも負担がかからず、四季折々、きれいな景観を長く維持し続ける、楽しみながらつくっていくには?ということに対して、宿根草というアプローチから様々なお話をしていただきました。

大森康雄さんからは、北海道の気候に合い病害虫にも比較的強い、そして季節ごとに花や葉を楽しめる、大森康雄さん厳選の91品種を、その植物の性質とともに、ときには普段あまり意識しない育種家の話も交えながら紹介していただきました。

大森敬子さんからは、ご自身が手掛けてこられた大森ガーデンや、ホテル、公共花壇の写真を見せてもらいながら、色使い、配置のポイント、種類ごとの使い方のポイントなどを多数ご紹介していただきました。

交流会には42名が参加し、講演会では聞けなかった、品種の話や、ご自身の携わっている活動場所のデザインの相談など、より深いお話で講師と参加者が交流を楽しみました。

「品種の勉強は、学名など難しいことも多いですが、自分の作りたい景色をつくるためには絶対に役に立つので、嫌がらず頑張ってください。そして、ただの草取りおじさん・おばさんにならないように。」と敬子さんからの言葉に、みなさん笑顔で頷き、あたたかい雰囲気のなか終了しました。

今回の講演会が、札幌のまちがより豊かで美しく、そして関わる人が楽しく続けられるような、これからの活動のヒントになれば嬉しいです。

講師の大森康雄さん、大森敬子さん、そしてご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

(12/19追記)

遅くなりましたが、会場で行った宿根草投票の結果を発表します!

宿根草投票結果

1位 クリスマスローズ 17票
2位 クレマチス 16票
3位 グラス 15票
4位 エキナセア 13票
5位 ガウラ 10票
6位 サルビア・セージ 9票
同率7位 アスター、アスチルベ、ギボウシ、ヒューケラ 各6票

大きくて見ごたえある花が咲くものが人気だったようですね。投票にご参加いただいた皆様ありがとうございました!

ピックアップした10種は事務局員が選定したため、もしかしたら一番のお気に入りが入っていない方もいらっしゃったかもしれませんが、ご了承ください。