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さっぽろタウンガーデナー永田さん 八軒北小学校での活動

さっぽろタウンガーデナー永田さんは、ご自宅近くの札幌市立八軒北小学校のPTAサークル活動「花ベジ」で会員さんに花と野菜の育て方を指導し、花壇と菜園の植栽管理を行っています。
10月7日の活動では、来年収穫できるようにランナーから育てたイチゴの苗をプランターに植えました。
指導している永田さん

訪れた八軒北小学校の温室でつるが伸びているのは「バターナッツ」という珍しいカボチャ、奥の方にはヘチマもなっています。

これらは小学校の理科の授業で使われているのだそうです。

温室内のへちま

これから植えられるのは、親株から伸びたランナーから育て、数年育て続けているイチゴの苗です。

ランナーから増やしたイチゴ苗

「イチゴを育てるには温室が最適」と永田さん。収穫前まで温室で管理した後は、「花ベジ」の会員が家に持ち帰って管理しながらなったイチゴを食べているのだそう。とても羨ましい活動です。来年もおいしいイチゴを収穫するために、まずは土づくりから。

たい肥ボックス

温室奥にある2つのたい肥ボックスには校内の落ち葉を利用して作った腐葉土ができています。これを手で細かくしてから、培養土に合わせたものを使います。

腐葉土を細かくしているところ

植える向き、クラウン(イチゴの生長点)を必ず出してと、永田さんによる植え方の丁寧な指導を受けて来年の会員分のプランターに植えました。

指導中の永田さん

今シーズンの花ベジの活動は、コロナ感染予防のため制限される期間が長く、10月に入ってやっと再開しました。

「みんなで活動するから楽しいんですよ」と永田さんは嬉しそう。
中休みにお子さんがお母さんの活動を見学に来る場面もありました。会員さんもお子さんの様子も見ることができ、永田さんの指導を受けながら楽しく活動できているのだそうです。

温室横での作業

正門周りにはいつも花が咲いています。

午前中の活動ができない間は夕方からに時間を変更して活動を行ってきたのだそうです。
雨が降らない間は心配で水やりに来た会員さんもいたのだとか。

「花ベジの活動を継続する方の中には、積極的に自分の仕事を見つけて自主的に活動できる方が増えてきました」と永田さん。小学校の温室を利用して苗を作り、園芸指導をしながら植栽管理をし、地域の子育て中の忙しいお母さんたちにも喜ばれている永田さんの活動をご紹介しました。

校門前のケイトウ