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札幌市北区「ぽっぴぃフェスティバル 2023」に行ってきました

9月16日、秋の一日を満喫する「ぽっぴぃフェスティバル 2023」が、北区百合が原公園で行なわれました。
ステージでの踊りや演奏の他、とれたて野菜の販売やキッチンカーなど楽しい催しの中、花と緑を用いたワークショップを体験してきました。
ぽっぴぃフェスティバルの様子

 

青空の下、並んだテントの中に「あさぶ亜麻保存会」を見つけました。
麻生亜麻保存会のテント
「あさぶ亜麻保存会」は、かつて麻生に合った麻の繊維工場から町が発展した歴史を伝えながら、麻の材料のアマを街路ますなどに植え、育てたアマを使って繊維を取ったり、ワークショップを行うなどまちづくり活動をしています。
アマの繊維とり体験は敷居のように上と下で凸凹が組み合わせになる道具を使います。

アマの繊維を取り出しているところ

ここに収穫して乾燥したアマの茎をのせ、はさみながらスライドすると、繊維と殻に分けられます。

アマの繊維を取り出している

この繊維を織ったものが麻(リネン)です。保存会のみなさんは、麻生の地名の由来を伝えながら、繊維の取り方を教えていらっしゃいました。

アマを描いた絵ハガキは、絵を描いている粂川さんが直接販売。百合が原公園緑のセンター受付の前にもコーナーが設けてある人気作家さんです。会で育てたアマの種は、麻生連合町内会のみなさんがきれいに選別して袋詰めにした種を無料で配布していました。

アマの種
藤女子大TFT(テーブルフォートゥー)の学生さんはアマの種を使ったお菓子の販売を行っていました。
食べるとコリッとした歯ごたえと香ばしさがありました。体にも良いと聞くと、ついつい食べ過ぎてしまいそう!
水色の花がかわいいだけではなく、茎から麻、種から亜麻仁油がとれるアマは、利用価値が高い植物ですね。

百合が原公園職員のテントでは、公園で育てた植物を使ったワークショップが行われました。自分で選んだドライフラワーでハーバリウム作りや、園内で咲いているダリアのブーケ作りや、苔と多肉植物のテラリウム作りなど多くの方が楽しみました。

ハーバリウム作り

ダリアのブーケつくり

多肉のテラリウム作り

緑のセンター前の「さっぽろまちづくりガーデニング講座」受講生のみなさんが植えてメンテナンスも手伝っている一年草の花壇では、コキアが丸々と育っています。あまりに大きく育ってしまい、公園職員も驚いているのだとか。今年は4名のさっぽろタウンガーデナーが受講中です。

緑のセンター前のコキア

百合が原公園緑のセンター前
百合が原公園では、見ごろを迎えたダリアとコスモスが10月中頃まで楽しめますよ。

緑のセンターでは今後、毎週ダリアやランといった展示会が行われます。
秋のすがすがしい青空の下、園内のお花をゆっくり楽しむのにちょうどよい気候になりました。ぜひ足をお運びください。