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AMAサポーターズ俱楽部 走川さんが「亜麻の出前講座」を行いました

5月17日、札幌市立北光小学校4年生が総合学習の時間で取り組んでいる「亜麻の探偵団」の授業で、AMAサポーターズ俱楽部の代表  走川 貴美さんが「アマの出前講座」を行いました。
走川さん、AMAサポーターズ倶楽部会員のご夫妻、地域の光星緑地で活動しているさっぽろタウンガーデナーが参加しました。

走川さんの出前講座

かつて北8条通り沿線に帝国製麻とサッポロビールの工場があったことから、地域にゆかりのある花としてアマが選ばれ、2003年にお花が好きな人が集まって「AMAサポーターズ俱楽部」を発足しました。
サッポロビール前のほんの10箇所ほどの植樹ますにアマを植えたことからはじまった活動が、周辺の企業や町内会、東区役所、北区役所など多くの協力を得て「アマとホップのフラワーロード」として範囲を広げたいきさつを走川さんから聞きました。次にアマの花の特徴や、種のまき方、育て方を教えてもらい、子どもたちはそれぞれがメモを取りながら真剣に聞きました。

講座の様子

子どもたちは予めアマについて調べて学習をしていましたが、実際に育てて地域で活動している走川さんの話を聞き、ますます興味を持ったようです。質問タイムでは「アマからどれくらいの繊維が獲れますか?」「アマの花に蜜はありますか?」「種に毒があるって本当ですか?」など、活発に手が挙がり、多くの質問が寄せられました。
アマが繊維をとるために栽培された歴史は古く、クレオパトラが生きていた頃にまでさかのぼり、エジプトのミイラをまいた包帯がアマから作られたものだったことなど、みんなの好奇心をくすぐる面白い話も聞くことができました。

たくさんの手が挙がった質問タイム

校庭では、一人ずつのてのひらにアマの種が分けられました。

 

掌に載せられたアマのたね
ゴマ粒のような小さな種を手にして一直線に並び、一斉に種まきのスタート。
植え終わったら土をかけ、雨が降るのを待ちます。
雨にあたってから芽が出るのに、2週間から1か月くらいかかり、花が咲くのは来年の春、5年生になってからなのだそうです。

種まきをしている

みんなで種まき

「種が小さくて植えづらかった」、「きれいに咲くといいな」、「咲くまで待てない」など、様々な感想が聞かれました。
北光小学校4年生は、1週間後の24日に光星緑地の円形花壇にアマの苗を植え、花が咲いて見頃になった「アマとホップのフラワーロード」を歩いて見学に行く予定です。

校内に入った時、すぐに「アマサポですか?」と子どもたちから声をかけられました。自分たちの住む地域に興味を持って取り組む姿勢をとても頼もしく感じました。