登録団体活動紹介「NPO法人 白石ネット」植え替えをしました
10月27日、「NPO法人 白石ネット」の活動が行われました。この日は、(有)緑花計画 笠 康三郎さん指導の下、宿根草花壇の植え替えをしました。

JR白石駅南口のギボウシ花壇ですが、昨年の高温旱魃の不正育が回復しなかったため、植え替えをすることになったのだそうです。
用意されたのは、ゲラニウム、ネペタ、ガウラ、アルケミラモリス、いずれも丈夫で花期が長い4種類の苗です。

この花壇を通りかかりに見る2方向の目線どちらからも斜めに平行して配置すると、4種類の花が重なりあって「おおっ!」と目を引くのでは、と笠さん。

斜めの配置をするために、割りばしとタコひもで斜めの印付けをし、植穴に筋道をつけて均等に苗を並べます。

この日の作業には、白石ネットの会員さん、ヨベルまちづくりハウスの利用者さん、まちづくりハウスで実習中の学生さん、お手伝いに来たタウンガーデナーさんが参加してにぎやかに行われました。

「根の状態をよく見て、ルートボールをほぐしてから」「後でたっぷり水をかけると土が沈んで落ち着くから、植えた後株まわりの土を押さないように!」と植え方を教わり、苗はきれいに斜めに植えられました。

植え方はもちろん、植えた後の水やりが大切だと笠さん。棒で5センチほどの水の通り道となる穴を作りながら一株ずつ時間をかけて水やりを行いました。

しっかり水やりをしたつもりでも、シャベルで土を掘ってみると全然苗の根まで水が行き渡っていませんでした。
今度はシャベルで株の周りにぐるっと筋をつけながらさらにもう一回、植えた苗の下の方の根に水が届くまで水やりをしました。

今までちゃんと植えたつもりの苗が、枯れてしまった…うまく育たなかった…のは、植える時の根の処理、土の処理、水やりどれかが至らなかったことが原因だったのではないでしょうか?特に水やりについては、土を掘ってみて確認することが誰にでもできて確実な方法だと思いました。

てきぱきと作業の指示をしながら、お散歩中の保育園児にもにこやかに手を振り、最後まできれいに後片付けをする笠さん。お手本にしたいですね。
来年どのように花が咲くのが楽しみです。