2013春 団体活動レポート~ゆめガーデンサポーターズ
5月21日、会報6月号に掲載した団体紹介の取材のため、
豊平区にある「ゆめガーデン」に行ってきました。
この花壇は、緑のデザイン賞国土交通大臣賞を受賞しており、
その助成を受けて造成されました。
花壇のメインは「緑」です。地下鉄の開通や札幌ドームの影響によるマンション建設で
緑が少なくなったこの地区に潤いを、という思いでデザインされています。
緑と一言で言っても、葉の質感や色合いによって様々な緑を感じることができます。
南羊ヶ丘町内会「ゆめガーデンサポーターズ」のみなさんの丁寧な管理により、
5年目を迎える今年、見応えのある素敵な宿根草花壇を見ることができます。
取材に伺ったこの日はとても天気が良く、みなさん集合時間の9時より前にすでに
集まって作業を開始していました。
雪解け後、今年初めての作業ということで、花壇のお掃除や枯れ枝の剪定、
名板付けなどをメインに行いました。
花壇には冬を越えた宿根草がたくさん顔を出しており、
クリスマスローズは見頃を迎えていました。
ハイビャクシンの下枝が枯れ込んでしまい、どうしたものかと頭を悩ませながらも
剪定作業を行っていたみなさん。何か良い方法はないかと思い、後日、
(有)緑花計画の笠さんにご相談してみました。
笠さんのお話だとハイビャクシンは雪むれに弱く、
今年のように雪解けが遅く、長く積雪下に置かれると、
雪の中でカビに冒されて枯れ込んでしまうとのことでした。
対策としては、早く雪割りをしてやると良いとのこと。
ハイビャクシンは寒さには強いため、寒風にさらされるのは大丈夫のようです。
また、日頃からの芽摘み(※1)や枝の更新(※2)も大切とのアドバイスを頂きました。
※1 芽を摘むことにより生長の勢いを抑え、中側の日当たりや風通しを良くしてやる。
※2 古い枝を切り新しい枝に更新することにより、樹全体の若返りを図る。
剪定枝や枯葉などでいっぱいになったフレコンを運び、この日の作業は終了となりました。
そのあと、小林さん宅で美味しいコーヒーをご馳走になりながらお話を伺いました。
メンバーのみなさんと新しく植え込む苗を買いに行ったり、ガーデンの見学に
出かけたりしますと言う小林さんの楽しそうなお顔が印象的でした。
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6月9日(日)に、「ゆめガーデン」の花壇の様子を見に行きました。
この3週間で宿根草はとても立派に生長しており、お花もたくさん咲いていました。


ユーフォルビアやアジュガ、イヌコリヤナギがとても綺麗でした。
緑のある空間はそれだけで人を和ませますが、その空間をつくるために頑張っている方たちが
いることを知ると、さらに素敵な空間に思えます。
これからも見る人を癒す素敵な花壇をつくり続けて欲しいですね。







