永山記念公園花壇づくり「宿根草の株分け、移植、補植 講習会」を行いました
9月26日、永山記念公園花壇づくり第6回目の活動で、豊平公園 緑の相談員の石垣美深(みゆき)さんを招いて「宿根草の株分け、移植、補植講習会」を行いました。
旧永山邸の和室での講習会は、公民館のような懐かしい雰囲気です。
「宿根草を植えて3年ぐらい経つと見頃を迎えますが、長年植えたままでは年々株は老化してしまい、土中の成分バランスが崩れてしまったり、反対に大きく育ちすぎたりと困ったことになってしまいます」と石垣さん。3~4年に一度は株をチェックして植替えや株分けなど必要な作業をしましょう。
宿根草花壇を長い期間上手に管理するには、最初の土づくりが大切です。土壌改良の必要性、使用する堆肥の種類、肥料の種類と与え方について改めて教わりました。
宿根草の増え方の違いと株分けの方法、植え付け後の管理を教わった後、花壇での実習を行いました。
まずは、ギボウシの株分けから。根が絡み合うギボウシは、2~3芽あるのを確認しスコップの入りやすそうな場所を見つけてスコップをグサッと力強く挿して分けます。


男性チームは軽々と、女性チームも力を合わせて頑張りました。移植する場所は今後伸びるであろう30㎝の幅と深さに土を耕して、たっぷり腐葉土を混ぜ合わせて土づくりをしておくと、保水性と通気性が良くなり活着が良くなるそうです。ギボウシをシラカバ花壇と遊具前の花壇にも移植しました。
遊具前の花壇を起こすとネキリムシが出てくるハプニングもありました。最初は嫌がっていた方も、大切な植物が被害にあうことを思うとつまみ出すことにも慣れてゆきました。みなさん、たくましいです。
ほふく茎で増えるラムズイヤーは、大株ふたつを掘り起こして3芽ほどで株分けし、シラカバ花壇の要所要所に移植しました。ギボウシに比べると楽に感じます。
株が徐々に広がって増えるネペタは、手で3つに分けました。
株分と移植が終わった花壇は、全体にバランスが取れてすっきりきれいになりました。
大きめのギボウシが公園全体に広がって統一感が生まれましたね。
次回は花壇の片付けと補植や移植を行います。今日の講習で学んだことを早速活かして、来年の花壇がもっときれいになるように備えましょう。








