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技術指導講師派遣「東札幌病院ボランティアグループ いずみ」温帯・熱帯植物の育て方 講習会を行いました

10月16日、登録団体「東札幌病院ボランティアグループ いずみ」へ技術指導講師派遣を行い、講師は豊平公園緑の相談員の石垣 美深(みゆき)さんが務めました。

講師派遣のようす

「東札幌病院ボランティアグループ いずみ」は病院の屋上にある"ソルガーデン"で活動し、温室にはたくさんの観葉植物や温暖な地域の植物が並び、病院の利用者等を楽しませています。

ソルガーデンのようす

今回は温室内のドワーフバナナやファングなど、温室内で育て方や扱いに悩んでいるもの、屋上での3年くらい前から生育がうまくいかなくなったクラブアップルの生育不良の原因や改善策等について教わりました。

講習会のようす

ドワーフバナナは思わず"バナナがなるんだ!"と思って去年買ってきたけれど、小さいままでどう育てていけば良いのか困っているそうです。

「脇から出てくる子株を取って、鉢増しをしていけばどんどん大きくなって2~3年で実が付くと思いますよ。実が付いた株は枯れてしまうので、実ができるころに出てくる子株を大事に育てていくとまた新たな株に更新されますよ。」とのアドバイスを聞いて、「温室でバナナが収穫できるようになるのが楽しみだね」、「うまく育てればずーっとバナナができるね!」と皆さんとてもワクワクされていました。

ドワーフバナナの育て方について相談しているようす

さっそく、大きくなったらこのくらいの鉢かな?と空いた鉢を持って来て確認されている様子も。

鉢の大きさを確認しているようす

ファングは10年以上育てていて、花が付くほど立派に成長していますが、どんどん大きくなって行くので、どう仕立てたらよいか悩まれていました。

「気根が出てきているので、そこから株分けして小さな株に仕立てていくと扱いやすいですよ。」とアドバイスをもらいました。

「空いた鉢をバナナの鉢増し用に使えるね!」とアイディアも沸き、今後の育て方やプランについても和気あいあいと話し合っていました。

ファングの仕立て方についてアドバイスを受けている様子

屋上の温室のほか、地上の北側にある山野草が中心の花壇でも活動されています。北側の花壇では温室から出したツバキやアザレアも植えられていました。こちらの花壇についてもアドバイスをもらいました。

ツバキを観察しているようす

山野草花壇での様子

今回のアドバイスを活かして温室も花壇もより素敵になると良いですね。

 

花と緑のネットワークでは、登録団体や、個人登録しているさっぽろタウンガーデナーの活動先のご要望に応じ、各分野の講師を派遣する「技術指導講師派遣」を行っています。
3月末まで実施できますので、興味のある方は事務局(TEL:011-251-3309)までお問い合わせください。