サッポロファクトリー アトリウムのクリスマス
一年中植物による装飾が施されているサッポロファクトリーのアトリウムですが、大きなツリーが飾られるクリスマスの装飾は、ここにしかない雰囲気が感じられると、
毎年楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
アトリウムの中とファクトリーの建物周辺のます花壇の植栽管理をしている雪印種苗株式会社のスタッフさんに、お話をお聞きしました。

アトリウムの植物の植え替えは年7回。今のクリスマス装飾は、10月31日のハロウィーンが終わった次の日の早朝に行われ、12月26日までの期間飾られるのだそうです。
12月27日からはシクラメン、2月中旬頃からはサイネリアと、続きます。
暖かい環境を好み、自宅でも管理の難しいポインセチアですが、アトリウムでは夜間の冷え込みで葉が傷んでしまうことが多く、実は管理が難しい植物なのだとか。
よく見ると、ポインセチアは鉢のまま土に埋められていて、すぐに交換ができるようになっています。このきれいな赤白緑のコントラストは担当のスタッフのこまめな管理によって保たれているんですね。

かわいい雪だるまは、来館者のフォトスポットになっていました。一つ一つ顔が違って暖かさも感じます。

アトリウムの常設の植栽には、アイビーやヘリクリサム、ワイヤープランツなどおなじみの植物がグランドカバーに使われています。

暖かくてなんでもよく育つように思われがちですが、実は夏は暑くなりすぎ、風通しが良くないため、うまく育たない種類はよく交換しているのだそうです。
今シーズン植えられたレモンの木とアメリカンブルーは、この環境になじんで花が咲き、実がなるのが楽しみですね。


飲食店の近くなので、病害虫の発生には細心の注意を払い、小規模で止められるように毎日の観察を心がけているのだそうです。

先週末の降雪から札幌市内はすっかり雪景色に変わってしまいましたね。
サッポロファクトリーのアトリウムは、冬でもたくさんの花が咲き、生き生きと枝葉を伸ばした植物を見ることができて訪れる人を特別な世界に誘ってくれる素敵な空間です。
サッポロファクトリーを訪れる機会がありましたら、ぜひ植栽をよくご覧になってくださいね。