さっぽろタウンガーデナー講習会「コミュニケーションスキルを学ぼう」を行いました
11月12日、さっぽろタウンガーデナー講習会「コミュニケーションスキルを学ぼう 話し合いを円滑に進めよう」を行いました。この講習会は昨年の「コミュニケーションスキル講習会第2回 話し合いを円滑にするコツ」のステップアップとして同じ丸山環境教育事務所の丸山博子講師にホワイトボードや付箋紙を用いた話し合いの場での様々な意見のまとめ方を学びました。

受講者と事務局の中から6人が話し合い参加者になり、受講者は丸山さんが4つの基本設計段階に分けて進める話し合いを見学し、その都度振り返りを行いながら丁寧に教えていただきました。
1.共有 話し合いの進め方を決める
ホワイトボードに1枚に1つの意見を書いた付箋紙を貼り、意見交換をしたあとにマグネットで投票して意見を決める方法の説明がありました。なかなかその都度進め方を共有している話し合いはないようですが、これが大事だと丸山さん。

2.発散 自由に発言する
まずは参加者が付箋に1つずつ意見を書き込んだものを発表し、思いつく意見を自由に発言しました。紙に書くことで意見が出しやすく、文字数も限られるので話が長くなることも防げます。どんな意見もあるある(同感)あるかも(同調)と受け入れてもらえる雰囲気があって意見が出しやすいと感じました。

3.収束 意見を整理する
たくさん出た意見をまず時間軸で並べた後、同じ傾向のあるものでまとめ、青いマジックで囲みました。色々な意見があると思ったものがいくつかのグループにまとまって全体が見えてきました。一度ここで1人2票投票した後、意見交換をしました。

4.決定 結論を出す
もう一度2票投票して全体の意見を決定しました。意見交換によって意見が変わってもよく、付箋に書かれた意見のうち迷いながら2つに決めました。

話し合いはみんなで作るものと丸山さん。話し合いを進める中で、「もう少し近寄って」と言う声かけがあり、参加者はホワイトボードに近寄りました。付箋紙の移動など参加者に手伝ってもらったり、参加者が立ち上がってボードを指さしながら説明する場面もあり、参加者全員でホワイトボードに出た意見について検討しました。

それぞれご自分の活動先での話し合いに問題を感じて受講された皆さんでしたが、「仲間と共感を得るノウハウを教えていただいてよかった」「これからの活動に参考になる」「日頃のメンバーとのコミュニケーションが大事なことがわかった」との感想が寄せられました。
ボランティア団体だけではなく、職場、地域活動、など様々な場面で必要な話し合いが円滑に行われ、よい結果がよい雰囲気で得られ楽しく有意義な活動できるように是非このスキルを活用してみましょう。