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登録団体「市立札幌病院ボランティアの会 やさしさ・ジェントル」活動紹介

新川通りを車で走っていると、市立札幌病院の駐車場にダリアがたくさん咲いているのが見えました。その場所は「市立札幌病院ボランティアの会 やさしさジェントル」(以下やさしさジェントルと省略)が「ジェントルガーデン」と呼び、管理しているところです。ダリアの奥にはキバナコスモス、またその奥にはコスモスの群落が見えます。

どんなガーデンなのか、取材に行って来ました。

ダリアの咲いている市立病院の駐車場

桑園駅方面から市立札幌病院の入口を入ると、色とりどりの花が咲いているコンテナが並んでいます。正面玄関に向かって左側には一年草の花で構成された「シーズナルガーデン」、右側にはハーブの香りを楽しめるレイズドベッドの「タッチガーデン」があり、それぞれ異なる趣の植栽がされています。ツリーのように仕立てたアサガオとフウセンカズラもとても面白いです。

正面入口の花 正面玄関の周りの花

アサガオのツリー仕立て タッチガーデンの様子

昨年来たときにはなかったメンバー手作りの看板が設置されていました。花の名前を書いたガーデンピックも新しいものが増え、ますますにぎやかになっています。

「やさしさガーデンはボランティアさんぼしゅうちゅうですよ~」

メンバー手作りの看板

「ジェントルガーデン」は駐車場の奥にあります。ここは玄関側に植えることができない背の高い植物を植えたり、玄関側のコンテナの植物を一時的に養生したり、買って来た苗を植栽するまで待機しておく場所でもあるのだそうです。

ジェントルガーデンの様子

ダリア、キバナコスモス、コスモスのほか、ペチュニアやジニア、チトニアの色とりどりの一年草もあります。そのほとんどがメンバーがタネから育てたものなのだそうです。この日は大きなヒマワリのタネを収穫していました。

ダリアは11月初旬に掘りあげて乾かし、院内の半地下にある球根の保管にちょうどよい部屋で保管しているのだそうです。数は数えられないくらいたくさん!あります。今年は5月と8月の暑かった時に水が切れて生育を心配したそうですが、草丈は低いながらたくさんのつぼみをつけています。

コスモスの咲いているところ ジェントルガーデンの様子

ヒマワリの種の収穫 

ダリアは切花として院内のお手洗いやボランティアルームに飾ることがあるそうです。メンバーの方2人がガーデンに咲いている植物で素敵な花束を作りました。赤いセンニチコウは物置に吊るしてドライフラワーに、カラフルな花束は院内に持ち帰ってボランティアルームで花瓶に活けました。この後病院の玄関に飾るのだそうです。場が華やぎますね。

ガーデンで作った花束 ガーデンの花を生けた花瓶

やさしさジェントルは、この春から活動日を月、水、金の3日に変更して活動しています。春の花植え、秋の片付けの時には全体活動日として園芸部の全員が集まり作業を行います。

ボランティアルームでは園芸部以外のボランティアの方と仲良く交流していて、院内のコンサートなど一緒に参加するイベントもあるそうです。

やさしさジェントルでは、随時ボランティアを募集しています。興味のある方はボランティアコーディネーターの向井和恵さんまで

「市立札幌病院」TEL:011(726)2211 内線2281