団体活動レポート【3】~芸術の森フラワーロードに花を咲かせる会
「芸術の森フラワーロードに花を咲かせる会」の花苗植えが、5月27日に行われました。作業には、会のメンバーの方々や地域の方など総勢82名が集まりました。
作業前に、芸術の森地区センターで記念撮影です。

苗の植え方とスケジュールなどの説明を受けた後、3つのグループに分かれて、植栽場所に向かいます。

道路沿いの緑地帯には、会の方々の手で、すでに苗が並べられていました。

植込み開始です。各グループごとに、警備員の方がついていてくださって、通行する車や人にたいして常に注意を払ってくれています。

場所を移動しながらどんどん植え込んでいきます。
やや疲れたなあ、と思った時に、嬉しい差し入れがありました。ひと休みです。

このフラワーロードの花壇には、マリーゴールドやインパチェンス、サルビア、アリサッムなどの1年草が植栽されています。色合いや高低差などを意識した植栽デザインが数パターン考案されていて、エリアごとに違ったデザインが楽しめます。
12年にわたる活動の間に、植物選びやデザイン方法が少しずつ改良されてきたそうです。たとえば、色や高低差の異なる3種類の植物を、6株:4株:4株の割合で植える方法です。

また、メンテナンスの負担を軽減するための工夫も考えました。植込みの前日、苗を3~4時間、腰水漬けします。そうすると苗が丈夫になって、シーズン中の水やりが不要になるそうです。
この腰水漬けは、ブルーシートと、ポット苗を入れるカゴを使って、「即席プール」を作って行っています。このプールが便利なのは、腰水漬けが終わった後にカゴを外せば、あっという間に排水できるからです。

活動の中で生み出されてきたこのような様々な工夫と会の方々の入念な準備があってこその花苗植え作業ですが、すべての緑地帯への植え込みが終わるころには、すっかり疲れて、おなかもペコペコになってしまいました。
でもその疲れもあっという間に吹っ飛んでしまいました。
会のみなさんや協力者の方々がこしらえた豚汁やおにぎりが芸術の森地区まちづくりセンターに用意されていました。

歓談したり、参加者された方々の紹介に耳を傾けて楽しい時間を過ごしました。

道行く人の心を和ませる「芸術の森フラワーロード」が、会のみなさんの工夫と労力、ホスピタリティによって作られ、同時に地域の方々のあたたかい協力によって支えられていることを実感しました。