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【団体紹介】花の会~南新川フラワーガーデン

地下鉄北24条駅から宮の森北24条通を西に1kmほど進み、住宅地を数ブロック北に向かうと、宿根草が涼しげに風に揺れ、赤や黄の鮮やかな一年草が咲き誇る「南新川フラワーガーデン」が見えてきます。

1999年に発足した「花の会」のみなさんが、220㎡という広い敷地のこのガーデンを、長年にわたって丹精込めて維持管理してきました。「高齢になっても愉快に健康に暮らしたい」と近隣の人たちが集まって、荒れ果てていた道路残地の木の根や石を取り除き、会員みんなでタネから苗を育てるところから始めたそうです。

10数年に渡って維持されてきたガーデンは、近隣に住む人たちにとって、なじみの深い風景として定着してきましたが、「花の会」のみなさんは、今季でこのガーデンでの活動を終えることに決めたそうです。

会のみなさんが口を揃えて「今年がいままでで一番きれいなのよ」というガーデンは、タネから育てたマリーゴールドやブルーサルビア、蝶々のような花びらを揺らすピンクのガウラ、チェリーセージの赤と白の小さな花などがとても美しく咲いていました。

今にも雨が降り出しそうな天気の中、花がら摘みに精を出す「花の会」のみなさんに向かって、自転車で通りかかったご近所の方が「風邪ひかないでね。いつも楽しみにみているよ」と声をかけていきました。

来春からは、このガーデンに隣接するマンションの方々が活動を引き継がれるそうです。「花の会」のみなさんも、ガーデンと並行して取り組まれてきた街区公園の清掃活動は今後も継続していくそうです。

地域に素敵な風景を生み出した「花の会」のみなさんの取り組みの成果は、今後も地域の財産として大切にされていくでしょう。これまでの活動、ほんとうにお疲れ様でした。