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花と緑~交流バスツアー報告

 9月20日(木)、さっぽろタウンガーデナーや花と緑が好きな人たちが集って、バスツアーへと出かけました。

 最初のの訪問先は、岩見沢市にあるリトルロックヒルズ。北海道ならではの広大な景色が広がる中に、カフェやレストラン、コテージなどが設置されています。オーナーの松藤さんにご案内をいただきながら、敷地内をめぐる通路をゆったりと歩き、豊かな風景と美味しい空気を堪能しました。松藤さんのイギリス文化への深い関心と愛着が感じられる時間でした。


 昼食は、リトルロックヒルズ内のレストランでコース料理。前菜と生パスタ、チキンのメインディッシュ、デザートのパンナコッタなどをおなかいっぱい食べました。

 午後からは、当別町にある北海道医療大学へと移動し、薬学部付属の北方系生態観察園を1時間ほどかけて歩きました。案内してくださったのは、My LoFEの連載でもおなじみの堀田清先生です。美味しそうな実がつきはじめた山ブドウの木の下で漢方のお話を聞いたり、当帰(トウキ)の葉っぱの香りをかいだり、ニガキの苦さにびっくりしたりしながらの山の散策は、急な坂道の苦しさも忘れてしまうほど楽しかったです。笹だらけだった森に、人間の手で笹刈りすることで、豊かな生態系が回復されてきたという話にもみなさん関心を引き付けられたようです。散策の後は、ミニ講演をしてくださいましたが、深い知識と、あふれる情熱、ユーモア満載の贅沢な時間でした。

 その後、バスに再び乗り込んで、石狩へと移動しました。目的地は「石狩はまなすの丘公園」です。石狩ガイドボランティアの会のお二人にご案内をいただきました。きれいに整備された木道を歩きましたが、風の強さにびっくり。ハマナスたちがいかに厳しい環境の中で生育しているのかを実感しました。ほとんどのハマナスは、赤い実をつけていましたが、遅れて咲いた濃いピンク色のハマナスがほんの少しだけあって、私たちの目を楽しませてくれました。花が一番きれいな時期は、丘がピンク、白、黄色とカラフルに彩られるそうです。ハマナスの盛りの季節にまた訪れたいものです。



 余談ですが、ここは「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台になった場所だそう。この映画、大好きなので、なんだかテンションがあがってしまいました。

 たっぷり歩く、なかなかハードなバスツアーだったと思うのですが、参加者のみなさんは疲れた様子もなく元気いっぱいでした。植物エネルギーのおかげでしょうか?

 最後に、ご参加くださったみなさん、お忙しい中お時間を割いてご案内下さった訪問先の方々など、本当にありがとうございました。