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花と緑の交流ワークショップ 清田編【ご報告】

10月4日(木)、美しい秋晴れの午後、桜や紅葉の美しさで知られる清田区の平岡樹芸センターに40名ほどが集まって、「花と緑のまちづくり交流ワークショップ 清田編」が行われました。

一つ目のプログラムは、「ボランティアガイドが伝える平岡樹芸センターの魅力」です。平岡樹芸センターでボランティア活動をされている環境サポーターズ「三次郎の会」のみなさんに庭園ガイドをしていただき、3グループに分かれて、洋風庭園やモミジ並木、会のみなさんで植栽されているドライウォールガーデン、日本庭園などを1時間ほどかけて歩きました。

歩きながら、アマチャの花や、赤い実をつけたヤマボウシ、白からピンクへと花の色をかえた美しいミナズキなど、さまざまな樹木について名前や特徴などを教えてもらったり、平岡樹芸センターのもととなった「竹澤養樹園」をつくった竹澤三次郎氏がシダレモミジを高接ぎする難しい技術を成功させたこと、来園する子どもたちがあたたかい手触りを喜ぶフジの実や、良い香りがするので子どもたちがプリンの木という愛称で呼ぶ樹木などについて紹介いただきました。樹芸センターの歴史や、人と樹木にまつわるエピソードなどがふんだんに盛り込まれた案内で、参加者のみなさんはとても楽しんでいました。

2つ目のプログラムは、清田区の花と緑のボランティア団体による活動紹介です。まず最初は庭園ガイドで活躍してくださった環境サポーターズ「三次郎の会」に、平岡樹芸センターの成り立ちや会の活動内容について、パワーポイントを使って具体的にお話していただきました。普段の活動では、樹芸センターの植物維持管理のお手伝いや、庭園コンサート・スノーキャンドルなどのイベントの企画運営もされているということです。

次に、平岡循環通で宿根草のフラワーロードつくりに取り組んでいる「平岡みどりの輪」の方にお話をいただきました。芝で覆われていた緑地帯に花を植え「風のガーデン」のようにしたいと思い立ち、ご近所を1軒1軒訪ね歩いて賛同者を集めたという会の発足に至るまでのお話や、近隣の町内会の方々や道路沿いの小学校の子どもたちに働きかけて行っている花苗植えの様子、年々と育ちつつあるフラワーロードの植物について、やはりパワーポイントを使って、わかりやすく紹介していただきました。

その後の質問や意見交換タイムでは、メンバーのモチベーションを高めたり、会員の輪を保つ工夫などについて、参加者を交えて意見が交わされました。花と緑のネットワークへは、「ボランティア活動の取り組みや成果を、もっと広くアピールしてほしい」という要望がありました(その要望に応えて何ができるかしらと、いま関係者で相談しているところです。)

参加者のみなさんにとっても、主催者の私たちにとっても、楽しくて有意義なワークショップでした。