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第4回「まちなかガーデン入門」

 連続講座「まちなかガーデン入門」。最終回となった9月7日(火)は、参加者が「チーム・エドウィン」と「チーム・アナベル」の二つのグループに分かれ、「ガーデンデザイン」を行いました。
 
 課題となるのは第3回目の講習で最後に見学した、直径約3.5mの円形花壇です。既存のオウゴンシモツケやホスタ(ギボウシ)を利用することや苗購入予算など、いくつかの条件のもと、協力してデザインを考えました。
 
 まずは、グループ内で自己紹介をし、デザインの「テーマ」を相談。
 
二つのグループにわかれて

 「チーム・エドウィン」のテーマは「陽だまり」。最近、結成した花と緑のボランティア団体の名前と同じで、そのメンバーが参加してくださいました。あたたかく、訪れた人たちが心地よくなるようなデザインが目標です。
 園芸カタログや、エドウィン・ダン記念公園の風景を参考にして、一人ひとりデザインを考えてから、アイディアを出し合って花壇のデザインを作って行きました。
 
一人ひとりデザインを考えて

アイディアを出し合って

 「チーム・アナベル」は、参加メンバーの自己紹介の時に提案のあった植物やイメージに共通していた「エゾ(北海道)」と「風」を取り入れ、「エドウィン・ダン記念公園」にかけて、「風にそよぐ“エゾウィンドーダン”」をテーマにしました。
 春から秋まで楽しめる花壇を目標に、参加メンバーが植えてみたい植物を提案しながら、どんどん図面の上に配置して行きました。
 
植物の提案

植物を配置

 みんなで相談することで、知らなかった花を知ることができたり、自分では思いつかないようなアイディアを聞くことできたり、あっという間に時間は過ぎて行きました。まだまだ相談し足りなかったのですが、約1時間半という短い時間でデザインタイムを終了し、お互いに発表しあいました。
 
デザイン発表

 こちらが、それぞれのチームでデザインした植栽図です。(図をクリックすると、拡大してみることが出来ます)
 共通している植物もありますが、「チーム・エドウィン」は花の色や形がバラエティに富んだ、一年草と宿根草を組み合わせた花壇。「チーム・アナベル」は、北海道にちなんだ植物を多用したナチュラルな花壇になりました。
 この印象の違う2種類の花壇を作って見てみたいですね!
 
花壇デザイン(チーム・エドウィン)

花壇デザイン(チーム・アナベル)

 実際に「まちなかガーデン」を維持管理していくためには、ガーデンデザインのほか、土づくり、植栽後の管理、役割分担、活動資金調達、ボランティア保険の加入など、さまざまなことが必要になってきます。時には、難しい問題に直面することがあるかもしれません。
 今回の4回の講習会で紹介していただいた各地の実例を参考に、「無理せず、気長に、楽しい」活動をタウンガーデナーの方々に実践していただければと思います。
 そして、「まちなかガーデン」をつくる時には、ぜひ、さっぽろ花と緑のネットワークへお知らせくださいね。まちがきれいになっていく姿を、みなさんにご紹介いたします!