【ガーデン紹介】まちなかの森
東区の店舗や住宅が立ち並ぶ中に、生垣に囲まれ背の高い木が茂る、森のような一角があります。タウンガーデナー高氏明雄さんのお宅です。訪ねた日はあいにくの雷雨でしたが、お話を聞いているうちに雨も上がり、お庭を見せていただく事ができました。
高氏さんの庭には、樹木や山野草、園芸品種に至るまで、200種にも及ぶ植物が植えられています。中に入ると森の中に迷い込んだようでした。
訪問したのは7月8日(木)。春の花はとっくに終わり、夏の花へと移り変わる時期でした。下の写真は満開のハコネウツギ。他にもバイカウツギやベニウツギも植えられています。

教員在職中から環境教育活動をされていた高氏さんは、植物はもちろん、そこを住まいとする生き物たちとの共生を含めた環境全般について深い知識をお持ちです。まちでは嫌われ者のカラスや虫たちも、高氏さんの庭では見守られながら暮らしています。
アゲハチョウのためにはサンショウ(下の写真左側)を、キアゲハのためにはセリ科の植物を植えています。
赤いユリの奥の黄色いマリーゴールドは、1月に開催した「花と緑のネットワーク・キックオフイベント」の交流会で配布した種を育ててくださったものです。こうして咲いている姿を見られるなんて感激です!

雨上がりでスカシユリ‘ムーンライト’もアジサイも、いっそうきれいでした。


黄色い花のキンシバイと、ハマボウフウの花。ハマボウフウを食べたことはありますが、花を見るのは初めてでした!

木陰にはかわいい芽がたくさん出ていました。横に目をうつすと、おかあさんのクリスマスローズが。キングサリの木の下にも、キングサリのこども達がたくさん芽をだしていました。一歩足を踏み出すたびに、いろいろな植物が目に入り、宝探しをしているような楽しさでした。


デルフィニウム‘サマースカイ’は20年間植えっぱなしだそうですが、とても元気です。

高氏さんは、永年ご自身で生ゴミから堆肥を作りをされています。この堆肥のおかげで植物はすくすくと育っているのですね。

庭の奥にはキッチンガーデンも。道路を隔てた一角にも畑作りをされていて、たくさんの野菜をつくっています。

一般的なオープンガーデンは行っていませんが、タウンガーデナーのみなさんのご要望があれば、お庭を見せていただけるそうです。
ご興味のある方は、花と緑のネットワーク事務局/岩谷までご相談ください。
※現在オープンガーデンは行っておりません。ご了承ください。(H26.5.7)