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【ガーデン紹介】バラの庭で花と緑のまちづくりを語る

 7月5日(月)に、手稲区のタウンガーデナー・山上泰(ゆたか)さんのお庭を訪問しました。

 山上さん宅周辺は、川に沿った緑地帯が長くのびていて、庭つきの一軒家も多く、緑に囲まれた落ち着いた雰囲気の住宅街です。バス停から山上さん宅を目指して歩くと、おいしそうなサクランボをたわわに実らせた木が街路まで枝をはりだしている家があったり、手の込んだ庭づくりをしている家などが目につきます。

 山上さんの家はちょうど玄関先のバラが花盛りでした。まずは花をいっぱいにつけた真っ赤なラビィーニアが出迎えてくれます。




 足元には、いい香りを放つラベンダーの花も満開です。ラベンダーの横には近所の人に株分けしてもらった数種類の芝桜が植えこまれています。春先にはさまざまな彩りの花を咲かせるそうです。


 山上さんがバラづくりを始めたのは4年ほど前です。庭づくりには、それ以前から、仕事の合間に携わっていたそうで、アジサイやキクなども植えられています。大きなサクランボの木やブルーベリー、トマトなど美味しそうな植物もあります。サクランボを一つ味見させていただきましたが、果実がふっくらしていて、甘くて美味しい!


 華やかなものを、とバラを植え始めるようになってからは、バラに魅せられ、岩見沢公園のバラ園に通うようになりました。庭のバラも、プリンセスチチブや、フレグラントアプリコットなど、徐々に種類を増やしてきました。










 剪定方法など管理には試行錯誤を重ねています。近所のバラ好きの方々と知識を交換しあったり、さっぽろタウンガーデナーの間で、一緒に学び合ったりできる場があれば、というアイディアをお聞きすることもできました。

 山上さんは、地域活動にも関心を寄せています。以前は町内会の役員を務め、その間には運営が活性化するように改善策を提案したりしてきました。現在は地域の福祉センターの交流の場にも熱心に顔を出しいて、そこで行なわれている運営方法の工夫などについてもお聞きしました。

 「地域住民の交流拠点などを活用して、種や花苗の交換会などを開けるといいですね」、といったことを庭に設置された椅子に腰かけて、お茶をいただきながら話しました。
 花と緑のまちづくりのアイディアを交換できるのも、お庭や団体の方を訪問して得られる収穫の一つです。