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種まきのススメ

暖かくなったり、寒くなったりと、不安定なお天気が続く4月ですが、それでも花たちは確実に春の訪れを察知しているようです。

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撮影した4月17日は午後から雨のため、チューリップは開花していませんでしたが、スイセンやヒマラヤユキノシタなどは、咲いていました。

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さて、お天気がよい日の室内はとてもいい陽射しが入ってきて暖かいと思います。

そして今、まさに種まきシーズンです。(やっとタイトルにたどり着きました)

種まきのタイミングは、定植する時期から逆算するとよいと言われます。

一般的な一年草草花の場合、屋外への定植時期を5月末から6月中旬頃と考えます。

発芽から約2ヵ月間が育苗期間となるので、ちょうど今ぐらいが種まきに適しています。

生育の早いマリーゴールドは1ヵ月半。微細種子のペチュニアやロベリアは余裕を持って2ヵ月~2ヵ月半くらいを考えておくと十分です。

種まきで必要なポイントは、発芽温度(タネを取り巻く環境”地温”)です。

タネ袋に必ず書かれていますので、ぜひ活用してください。

ロベリアなどは、生育温度より発芽温度の方が高いという性質を持っています。涼しくてもよく育つので、発芽温度も低めかと思っていたら、大間違い!なんてこともあるので、しっかり確認しましょう。

また、種まきは春だけ行うものではありません。補植用の苗を育てるなら、6月から種まき、パンジーなど秋植えして越冬させる場合は、7月入ってからの種まきで間に合います。

植物の性質や、使い道と合わせて種まき計画をするのも楽しみのひとつと言えそうです。

花と緑のネットワーク事務局では、みなさまと「タネ苗交換会」を開催するなどして、園芸に関する情報交換や交流を計画しております。

春の育苗であまったタネや、思いの外うまく出来て植える先がなくなってしまった苗などを持ち寄って楽しい時間を共有しませんか。

後日詳細な案内を送りますので、それまでお待ちください。