あつべつ花フェスタ報告
9月2日(木)、厚別区で開催された「あつべつ花フェスタ」に行ってきました。
この日は、第7回目を迎えた<みんなのガーデニングコンテスト>の審査結果発表と表彰式。「団体部門」、「お庭部門」、「プチ・ガーデニング部門」の3部門に、厚別区内で活躍するガーデナーの方々から計36点の応募があり、それぞれの部門で、最優秀賞と、優秀賞が選ばれました。
「さっぽろタウンガーデナー」の方も応募されていて、先日このホームページでご紹介させていただいた杉山さんや熱田さんが取り組む「花の会」のサイクリングロード沿いの花壇が団体部門で、安相さんがプチ・ガーデニング部門で、見事に入賞しました。
(うまく撮れていませんが、下が団体部門・受賞者の庭の写真です)
表彰の様子はとても素敵でした。受賞者には、厚別区長から一人ひとり賞状が手渡されるのですが、文面が一枚ずつ違います。庭の特徴をとらえ、審査員の方々の評価や期待を伝える文章が読み上げられると、その庭への興味が湧いてきます。
受賞者のみなさんはおしゃれをしていて、はにかんだ表情の中に晴れやかな誇らしさのようなものも見え隠れしています。受賞のスピーチも個性的で面白く、応募していない人が聞いても楽しめること請け合いです。拍手を送る人の雰囲気もとてもあたたかでした。
表彰式のあとは、審査員の一人・走川貴美さん(AMAサポーターズ倶楽部代表)の講演会が行われました。走川さんも、さっぽろタウンガーデナーの一人です。
年に1~2回、花の勉強のために出かけるというイギリスで、今年の6月にみてきたばかりの庭の様子を写真を使って紹介してくれました。
たとえば、50年前に庭をつくり始めたというべス・チャトーさんのガーデンでは、植栽後には水も肥料もあげないそうです。腐葉土を混ぜ込んだり、雑草が生えないように土を砂利で覆うといった工夫をしていますが、「環境にあった植物だけが残る」という考え方で、新しい植物を植えたとしても3年間試みて育たないものはあきらめるそうです。カラフルな花が植えられているのに、落ち着いた雰囲気なのは、緑が7割、花が3割という割合だからだとのことです。
他にも、オールド・ローズを蘇らせたピーター・ビールズさんのガーデン、ウェスト・ディーン・ガーデンというナショナル・トラストの庭なども紹介してくれました。とても充実した内容でした。
こころ残りなのは、カメラの充電が十分ではなく、授賞式や講演会の様子はほとんど写真に収めてくることができませんでした。
でも、同日、あつべつ花フェスタの会場への道すがら撮影した「まちづくりサルビア会」の花壇の写真を紹介します。こちらも「みんなのガーデニングコンテスト」で受賞した花壇の一つです。花壇の前面には出来上がったばかりの噴水が涼しげに水を放っていて気持ちがよく、市民の憩いの場といった雰囲気です。
他にもサンピアザのそばに、こんな花壇もありました。この周辺は買い物や、施設見学だけでなく、花も楽しめる場所になっているようです。



