登録団体「東札幌病院ボランティアグループ いずみ」で技術指導講師派遣を行いました
9月24日、登録団体「東札幌病院 ボランティアグループ いずみ」へ技術指導講師派遣を行いました。
講師は豊平公園 緑の相談員の石垣 美深(みゆき)さんが務めました。

「東札幌病院ボランティアグループ いずみ」は、東札幌病院の屋上にある温室"ソルガーデン"で活動しています。

今回も屋上ガーデンをめぐりながらそれぞれの植物の育て方についてアドバイスをもらいました。
ソルガーデンにはメンバーの皆さんが天塩にかけて育てたたくさんの観葉植物が並んでいますが、新たに患者さんが持ち込んだ大株のサツキが仲間入りしていました。

盆栽展にも出品されていた方から譲り受けたもので、枝をよく見るとすべて二股に分かれ、たいへん丁寧に剪定しながら育てられていたことが伺えます。
譲ってくれた方は「適当に切ってもいいんだよ~」と仰っていたそうですが、美しい樹形を保ち、管理するために皆さん真剣に講師からのアドバイスを聞いていました。
新しく仲間入りしたのは植物だけではありません。今年開催した見学会から新たなメンバーが2名加わりました。
新メンバーさんが積極的に育て方を調べ、クロホウシの株分にチャレンジ。
夏場に予期せぬ雨に当たってしまったそうですが、3株は無事に成長中です。
「見学会の際にファングの剪定をしてもらえて本当にうれしかったの~」とメンバーさんからのお言葉もあり、
今回はどこを切ったらどの方向に枝が伸びるかを教えてもらいながら、講師がゴムの木の剪定実演を行いました。
「可哀そうでなかなか切れなくて、どんどん伸びちゃってたの。どうしたら良いか困っていたから切ってもらえてとっても嬉しい!」とたいへん喜ばれていました。
このほかにも、実や花付きが悪くなってきているブルーベリーやアザレアの剪定、根が張ってきているストレリチアの株分についても相談が挙がりましたが、これらは春が適しているとのことで「春にまた剪定や株分けの方法を教えてもらいたいね。」と来春へ向けても気持ちが高まっている様子でした。
技術講師派遣では活動先の花壇やコンテナ等の植栽に対するアドバイスやデザイン講習会のほか、団体のメンバー同士での交流を深めるようなクラフト講習会等、登録団体さんの希望に沿ったさまざまな講習会が実施できます。
1団体につき1年間に1回ですが、ご興味のある登録団体の皆さんはぜひご活用ください。


