ランチタイムセミナーレポート
2011年04月26日
4月26日、北海道庁1階交流広場で北海道立総合研究機構主催の
ランチタイムセミナーに出席してきました。今回のタイトルは、
「北海道発オンリーワン! チシマザクラの魅力」です。
講師の佐藤孝夫先生のお話によると、チシマザクラは、サクラの中で
最も寒い所(北部、高地)に生え、枝を横や斜め上にのばし、
花はやや小さいが香りがあり、花の色や樹形に個体変異が多い、
という特徴があるそうです。「根室市の木」に指定されており、
根室管内の公共施設には多く植えられているということです。
5月の下旬頃、花が咲いていれば道内の山でも簡単に見つかるそうです。
また、増やし方には、タネ、接ぎ木、挿し木、組織培養の各方法があり、
タネを蒔いてから4~5年で開花するそうです。
チシマザクラは、鉢に入れて育てることができるのが大きな魅力で、
鉢で咲いた花で、医療施設等お花見に行けない所でもお花見ができるのが
良い所だということです。
現在、北海道だけで生産されていますが、全国区にしたい、いずれは
海外にも紹介したいというお話でした。
今まであまりなじみのなかったチシマザクラですが、これからの可能性を
秘めた樹であるということがわかりました。
途中、希望者には苗木やタネのプレゼントがありました。
チシマザクラの輪がどんどん広がっていくといいですね。
