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ガーデンデザイン

 本格的な冬がやってきましたね。ツルツル路面が多くなり、歩くのにチカラが入って、意外なところが筋肉痛になったりしています。(私だけかもしれませんが・・・)
 
 さて、こんな雪の季節は、雑誌やカタログをみながら、来年のお庭のことを考えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
 先週から2回に渡り、ガーデンアイランド北海道(GIH)の村田林音さんが講師の「ガーデンデザイン」講習会を受ける機会がありました。GIHでは、北海道内各地の公園や札幌市内の公共施設など、広い場所でのガーデンデザインや施工に携わっていますが、自宅の庭や玄関前などの植栽を考える上でも役立つ内容がたくさんありましたので、少しだけご紹介します。
 
1.植栽する場所の条件を再確認
 敷地の広さはもちろん、土の状態や日当たり、風向き、積雪などの気象条件や地形。これらは、植物を健康に育てるために必要な情報です。
 建物との関係では、動かすことのできない設備や、隣家との関係、庭をどこから見るのか(住宅内の窓から、庭の中の通路から、道路から・・・)など。樹木や花を選んだり、配置するポイントになります。
 
2.どんな庭をつくりたいの?
 ・いつも花が咲いている庭をつくりたい
 ・こどもやペットと遊びたい
 ・いすを置いて、のんびりティータイムを過ごしたい
 ・バーベキューを楽しみたい
 ・キッチンガーデンをつくりたい
 ・手間がかからないのが一番!
 ・まわりからの目隠しにしたい
 ・池のある庭がいい
          ・・・などなど。
 やりたいことはいっぱい出てきそうですが、ある程度テーマをしぼりましょう。庭がない方でも、コンテナガーデンやハンギングバスケットなどで楽しむことができます。
 
3.計画しよう!
 敷地内の全体を目的などで区分けし、人の動きを考えた通路、ポイントととなる樹木や配置したい設備(トレリス、ベンチ、バーベキューコーナーなど)といった大きなもの位置を決め、草花の色や開花時期も考えながら、イメージスケッチを描いてみましょう。その時には、植物の成長を考えて、5年位先の予想図を描くとよいそうですよ。そして、家族や仲間と相談して、計画を調整していきます。
 
4.予算も大切
 業者に頼んで工事をしてもらうのか、自分でコツコツつくっていくのか。通路などの素材や苗など、はじめにかかる予算だけでなく、植え替えや、冬囲い、施設の修理などのメンテナンスの費用も考えます。場合によっては、計画を見直す必要がでてくるかもしれません。
 
 「ガーデンデザイン」は、植物がいきいきとした美しい庭をつくるために必要なんですね。植えたい場所はもちろん、実際にいろいろな庭や雑誌などを見て、イメージを豊かにし、頭の中に思い描いている事を文字にしたり絵に描くことで、少しずつに整理して、具体的なデザインへと近づける。とても大変そうですが、夢を思い描くだけでも楽しそうです。
 
 植物に関わることは、リラックスや適度な運動になるだけでなく、地域や街並みを居心地の良い空間にし、通り過ぎる人たちにも優しい気持ちをおすそ分けできるステキなこと。失敗を恐れず、楽しみながら続けてくださいね!