東区・タネの交換会
【タネ・苗交換】
段ボールいっぱいのスイセンの球根に、クレマティスやヒマワリ、20年間自家採種を続けているというササゲのタネ。赤みがかったからし色のヒューケラや、長いふさふさの穂をつけたパープルファウンテングラスの立派な株。ゼラニウムは、葉が斑入りのものや品のある赤い花を咲かせるものなど数種。ポットに小分けされたアジュガやオリヅルランの苗がそれぞれ10株以上。
参加者の方々が持ち寄ってくださったタネや苗は、ここには書ききれないほど盛りだくさんでした。
交換をはじめる前に、持ち寄ったものを一つずつ紹介してもらい、育て方のノウハウも教えあいました。

【タネから苗を育て、土も豊かに】
Sさん(男性)には、タネから苗を育てるノウハウ、ご自宅でのEMを活用した生ゴミたい肥づくり、たい肥を使った花や野菜づくりのようす紹介していただきました。Sさん宅の植物はとても元気で、トマトなどは2mを超える高さにまで育っているということでした。
またマンション暮らしなどで庭がない方のためにプランターを使った生ゴミたい肥と花づくりの提案もしていただきました。

【オープンガーデン】
東区のSさん(女性)にオープンガーデンをはじめたきっかけや苦労話などを聞かせていただきました。
バラが見頃の時季の数日間のみ、庭を公開しているそうですが、公開日以外に訪ねてくる人がいたりするのがたいへんだそうです。無農薬ということもあって手入れもたいへんなようですが、続けているのは、「見てもらうのがうれしい」からだそうです。バラが咲き誇る庭の写真に、みなさん感嘆の声をあげていました。


【コミュニティガーデンづくり】
東区の元町まちづくりセンターでコミュニティガーデンづくりに携わっているOさんにもお越しいただきました。以前は木々や雑草に覆われ、荒れていた場所を、行政や地域住民が協働して、今年、コミュニティガーデンへと変えたそうです。苗がなかなか根付かなかったり、カラスにいたずらされるなど、苦労されたようですが、地域のシンボルとなるすてきなガーデンに育っていきそうです。

【最後に】
盛りだくさんなプログラムで、「ちょっと欲張りすぎたかな?」「一つひとつ、もっとじっくり質問する時間があった方がよかったのでは?」…など、主催者としては反省点は多々ありますが、一方では、さまざまな方に発表や発言をしていただけたので、お互いの関心や活動の様子が見える集まりだったのではないかとも思います。