登録団体活動紹介「モエレ・ファン・クラブ」
10月31日、花と緑のボランティア団体「NPO法人 モエレ沼公園の活用を考える会(モエレ・ファン・クラブ)」が、モエレ沼公園内サクラの森で、木工クラフトと馬搬見学を行うイベント「モエレの森でつくってあそぼう」を行いました。

会では、モエレ沼公園のグラスガーデンやハーブガーデンの維持管理の他に、サクラの森を育てる活動で親子参加のイベントを行っています。「このモエレ沼公園は、イサム・ノグチが子供のために作った公園です。今日は馬搬と森の間伐材を利用したクラフト作りを楽しみましょう。」との武市事務局長の挨拶からはじまりました。
サクラの森で出迎えてくれたのは、厚真町の西埜馬搬さんが連れて来た2頭の道産子馬、栗毛のカップと芦毛のウクル。


900㎏もあるというたくましい馬体を間近で見て、迫力のあまり泣き出す子もいましたが、2頭の優しいまなざしと静かな佇まいに次第に慣れてゆきました。
まずは馬車に乗ってサクラの森を周ったり、木工クラフト作りをして過ごします。


クラフトは、ツリー作り、木製ぽっくるづくり、木のネームプレート作りなど盛りだくさん。



削り馬という道具を使うと、大きな刃物で安全に木を削ることができ、クリスマスツリーのような繊細な作品も作ることができます。ひたすら枝を削り続けたり、刀作りに挑戦する子もいて、大人も子供も一緒になってシュッシュッと気持ちの良い感触を味わいました。

カップが2本の伐採木を運ぶ馬搬では、動き出したと思ったとたん、あっという間に目の前を通り過ぎて遠くへ走り去ってしまい、慌ててみんなで追いかける場面も。



走りながら振り返り、「見られてよかった。来てよかったね。」とい言う子もいましたよ。
公園を作る際、まず風対策として植えられたドロノキ。後に年輪を読んで35年くらいと推定されましたが、樹高が高くなり、重心が偏って今後倒れる恐れがあることや周囲に生えているサクラの生長を阻害していることから、今回のイベントで伐採することになりました。

西埜さんが受け口と追い口を切ってくさびを打ちましたが一向にびくともしません。

そこでロープを木にかけてワイヤーでつなぎ、倒れる方向に向けて引っ張ることに。ここは周囲への配慮から、ゆっくり丁寧に進められました。
みんなは木から十分な距離をとって見守ります。
すると、枝がワサワサと揺れ出し、ゆら~っと傾き、ミシミシ、どすーんと地面を揺らして倒れました。

その倒れるまでを緊張感を持ってずっと静かに見守った子供たち。倒れたとたん木に駆け寄って木に登ったり、切り口から漂うにおいをかぎました。

先ほどまで生きていた木が倒れたことや危険を伴う作業であったことも五感で感じとったのではないでしょうか。なかなか得ることがない、貴重な体験でした。
初雪の見られた日もあった気温変化の著しい1週間でしたが、温かい日差しに包まれる好天に恵まれたことに感謝しながら、秋の日を満喫しました。