まちづくり体験実習「札幌駅前通ストリートガーデン」苗植栽を行いました
6月5日(木曜日)、まちづくり体験実習「札幌駅前通ストリートガーデン」の苗植栽の実習を行いました。
今回の実習では、札幌駅前通に設置される50基のフラワープランターに苗の植栽を行いました。会場は札幌市北3条広場[アカプラ]で、さっぽろタウンガーデナー28名、個人参加者1名、大学生43名、保育園児26名の総勢98名が参加し、にぎやかな雰囲気の中、まちづくり体験実習が始まりました。

はじめに、さっぽろタウンガーデナーと大学生に向け、札幌駅前通ストリートガーデンについて、札幌駅前通まちづくり株式会社 代表取締役の内川亜紀さんにお話しいただきました。
札幌駅前通ストリートガーデンは歩道環境の美化や放置自転車対策として2013年から始まった取り組みで、設置しているプランターの水やりなど日常の管理は、札幌駅前通地区の企業に勤める方等が行い、地域コミュニティの創出を目指しているそうです。

つぎに、花きの流通等について北海道植物株式会社 業務部部長の山田敏信さんにお話しいただきました。
観葉植物や多肉植物は本州(主に愛知県、岐阜県、静岡県など)から多くやってきますが、花苗や野菜苗は北海道で生産されているものが多く、今回の実習では栗山町や伊達市、札幌市で生産された花苗を使用しました。

お話を聞いた後はいよいよ植栽です。
花苗の特徴や植栽の仕方については園芸商同友会 会長の岡村大輔さん、北海道フラワーガーデン協会 会長の飛塚徹さん、北海道植物株式会社 業務部長の山田敏信さんの3名が花苗の成長方向や草丈やそれに合わせた配置場所等を丁寧に教えてくれました。


参加者の皆さんは聞いたことを参考に、どの位置や向きに配置したらキレイに見えるかな?と試行錯誤しながら真剣に取り組んでいました。





大学生からは「初めて植栽して、とってもも楽しかったです。」、「ふだんあまり土や花に触れないので、良い経験になりました。」といった声が聞かれました。
また、保育園の子供たち26名も参加し、大学生のお兄さんお姉さんと一緒にプランターの植栽を行いました。

「お花かわいいね!」と楽しそうに話しながら、小さな手で一生懸命植える姿が印象的でした。
大学生も子供たちに優しく植え方を教え、和やかな雰囲気で植栽が進みました。


子供たちからは「たくさんの人に見てもらいたいな」、「明日からお水をあげに行こうね!」、「優しいお兄さんと一緒にかわいいお花を植えたよ!」と保育園に戻ってからも興奮冷めやらぬ様子で話していたそうです。
アカプラ前に設置されているプランターには、カレーのような香りのするカレープランツや、パイナップルのような香りのするパイナップルミント、イチゴのような甘い香りのストロベリーミント等、香りの楽しめるハーブも植えられています。
お近くへお立ち寄りの際には、ぜひ目で見るだけでなく、香りも楽しんでみてくださいね。

今回植栽されたフラワープランターは札幌駅前通の北1条から北4条にかけて11月上旬まで設置される予定です。

まちづくり体験実習「札幌駅前通ストリートガーデン」は10月まで月1回程度実施します。今後はメンテナンス活動を中心に、9月11日(木曜日)には秋の植栽へと植替えを行います。
参加者は随時募集中ですので、興味のある方はぜひご参加ください!