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技術指導講師派遣「花と緑のEGG」

3月18日、花と緑のボランティア団体「花と緑のEGG」で、技術指導講師派遣講習会「堆肥作りを学ぼう」を行いました。

講義の様子

講師は、「さっぽろまちづくりガーデニング講座」で、「土づくりと堆肥」の講座を担当している百合が原公園主任の佐々木博一が務めました。

なぜ土づくりが必要なのでしょうか?サラサラすぎる土やガチガチの土など植物が育ちづらい土に必要なのが土づくり。堆肥によって土壌改良を行い、肥料を施して根が水分や肥料を吸収しやすい状態にして植物本来の力を発揮でき、より良い生長を促すために土づくりを行うのだそうです。

実際に百合が原公園で行なっている、公園管理の中で生じる草や落ち葉、剪定枝、時にはシュレッダー処理した紙などを用いた堆肥作りをスライドで見せていただきました。

講義の様子
堆肥化して1年の草堆肥、2年の草堆肥、今年の落ち葉堆肥、1年の落ち葉堆肥を見て、触って、においをかいで確かめました。1年目の落ち葉堆肥にはまだ葉っぱや茎の形が残っていますが、2年目の草堆肥は粒粒の団粒構造になっています。落ち葉や草が微生物によって土に変わるなんて、本当に不思議ですね。

百合が原公園で熟成したたい肥

2年前の技術指導講師派遣では、堆肥や化成肥料をあまり施さなくても植物同士の作用でうまく育つことを学んでそれまで施していた肥料について見直し、これからはガーデンから生まれる残渣を利用した堆肥を作りガーデンの中で循環できるようになればと札幌国際大学の吉崎先生。

吉崎先生が感想を言っている

落ち葉や、除草した草など自分の庭から出る植物残渣を使用したたい肥作りを行っていても、うまく堆肥にならなかった経験のある参加者さんからは次々と質問が挙がり、みなさんの感心の高さが伺われました。

堆肥を見ながら次々と質問が挙がる

市内各地で雪融けが進んでいます。シーズンはじめはまず土に注目です。