技術指導講師派遣「東札幌病院ボランティアグループ いずみ」
10月18日、さっぽろ花と緑のネットワークに登録している花と緑のボランティア団体「東札幌病院ボランティアグループ いずみ」へ技術指導講師派遣を行いました。
講師は、豊平公園緑の相談員の石垣 美深(みゆき)さんです。
「東札幌病院ボランティアグループ いずみ」は、病院の屋上にある温室「ソルガーデン」で活動しています。
観葉植物と多肉植物、サツキやツバキのような北海道では戸外で越冬できない花木をすべて鉢植えで管理しています。
週に一回の活動でこまめに植物の状態をチェックして変化を察知し、メンバー間でよい対処法を話し合いながら、いつも生き生きとした状態を保っています。
暑かった今年の夏でも元気に成長した多肉植物や花木類。
暖かくてよく育つので、仕立て方がわからなくてお困りでした。
ファングやツキトジなどカランコエ属は茎が長くなると暴れがちなので、きれいな部分を切って仕立て直す方法をアドバイスいただきました。
ビカクシダには胞子のうができていました。
これ以上大きくしないためには、肥料はあげないで水やりや時々腐葉土を施すようにとアドバイス。
休憩タイムでは、ソルガーデンでどのような植物が適していて、これから増やすとしたら何が良いかみんなで意見を出し合いました。リラックスしていると、いいアイデアが浮かぶものです。次にお伺いする時を楽しみにしますね。
屋外で管理しているサツキには、グンバイムシがいましたよ。乾きやすいので、こまめな潅水と保水性のある用土での植え替えも考えましょう。
ヒメリンゴにもガの幼虫と成虫が見つかりました。来年は剪定時期や切りすぎないように注意です。
今年のレイズドベッド花壇のテーマは「大通公園」なのだそうです。華やかで楽しくなる色合いですね。毎年変わる植栽を、職員さんたちも楽しまれているのではないでしょうか。
ソルガーデンは朝8時から4時30分まで空いていて、入院患者さんや患者さんのご家族、病院の職員さんと多くの方が利用されています。
「利用される方から感謝の言葉をかけてもらえるのが嬉しくて、週1回の活動を楽しみに来ています」とメンバーさん。
ソルガーデンの大きなテーブルの上には、かわいらしいハロウィンのカボチャが飾られ、みなさんの細やかな心遣いを感じられます。
「東札幌病院ボランティアグループ いずみ」では、一緒に活動する方を募集しています。
ご興味のある方は、東札幌病院 ボランティアコーディネーター 上田さん TEL:(011)812-2311 (代表)へご連絡ください。









