さっぽろタウンガーデナー講習会「はじめての宿根草」を行いました
9月30日、さっぽろタウンガーデナー講習会「はじめての宿根草」を行いました。
「宿根草を植えたいけど、何を植えればよいのか分からない」、「宿根草の名前がわからない」「宿根草を植えたのに、越冬しなかった」など、事務局には登録者から宿根草に関する多くのお問合せがあります。
そこで、ギーズグリーンガーデンの代表で、「ガーデニング リラの会」でのボランティア活動も行っている熊木真智恵さんを講師に迎えてはじめて宿根草を植える方を対象にした講習会を行いました。
丈夫で育てやすく、花や葉が美しい宿根草について講義を行い、花壇を見学しながら管理方法をご説明いただきました。
講義は、古いガラスや建具などに歴史を感じる国の重要文化財、札幌市資料館で行いました。
名前がわからなくなる原因は、「名前や種類がたくさんある」からではないでしょうか?
例えば、よく見かけるラムズイヤーは英名で、他に学名や和名でも呼ばれます。
また多くの属名があっても、「リシマキア」と科名で呼ぶことが多いことを例に挙げて説明いただきました。
「宿根草なのに越冬しなかった」経験はみなさんお持ちのようです。
本州では越冬するのに北海道では越冬しない種類は多く、また同じ札幌市内でも積雪量や気温が異なり、同じ種類でも地区によって越冬できるかどうかは、植えてみないとわかりません。
また、苗を選ぶ時に次の芽が出ている苗を選ぶことも大切だと熊木さん。
そこで、丈夫で育てやすい宿根草をアルケミラモリスやネペタ、サルビアなど公共花壇でよく見かけるおなじみの宿根草、ゲラニウムやヒューケラといった花も葉もきれいな宿根草、主にカラーリーフとして扱われる宿根草の代表的なものに分けてわかりやすくご紹介いただきました。
「何もしなくても数年は花を咲かせる宿根草ですが、長く美しく保つためにはメンテナンスは必須です」と熊木さん。
その実際のメンテナンス方法について、大通公園西8丁目の「ガーデニング リラの会」が管理する花壇を見学しながら教わりました。
植えたままでは、はびこるリシマキア ヌンムラリア、リシマキア クレイスロイズ(オカトラノオ)のメンテナンスについて。
大きくなりすぎるグラスを小さく管理するための切り戻しとその効果。
宿根草と合せて植えている一年草やチューリップについて、など。
参加者から質問のあったエキナケアは、花壇片付けの時の切る位置をその場で切って教えていただきました。
参加者からは、「これまで植えっぱなしにしていたのが、よくないことがよく分かった」「草丈や株張りなど生長後の状態が見られて参考になった」「初心者として、色々やってみたい、挑戦してみたいと意欲がわいてきました」との感想が寄せられました。
きれいにメンテナンスされた花壇を見て、早速「植えてみたい」と思った方も多かったのではないでしょうか?
次から次に質問の手が挙がり、感心の高さがうかがえる 講習会でした。







