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講習会「園芸道具のメンテナンス」を行いました

2月21日、豊平公園でさっぽろタウンガーデナー講習会「園芸道具のメンテナンス」を行いました。

講師は緑化協会職員で樹木医の鮫島 宗俊が務めました。

講習会の様子
みなさんが持参したハサミは、「まず汚れ落とし」が必要でした。専用のクリーナーをかけて少し置き、浮いてくる汚れをふき取ります。
それでも落ちない場合はクリーナーを馴染ませる時間を長くして何度も繰り返します。しばらく手入れしていないハサミは、まず汚れを取らないと余計に時間がかかると鮫島さん。

汚れ落としの様子
下準備が終わったら、砥石とハサミを水につけます。砥石に水が染み込んだら、準備完成。
刃の角度を砥石に合わせて、砥石全体を使うようにゆっくり押して引くを繰り返します。

講師の研ぎ方をご覧ください。


研ぎ方の正解は1つではありません。
日々の手入れの中で、自分のやりやすい方法を見つけましょう。

ハサミにもいろいろな種類があり、両刃のハサミはしっかりと開けますが、片刃だとどう砥石にあてていいかがわからず、砥石の当て方や、違う砥石を使ってみるなど、講師にアドバイスをいただきながら実際に研いでみました。
きれいな鋼の色が出てきたら研げているサイン。木の枝やティッシュペーパーで切れ味を試しました。

ハサミの形によって砥石を変えている

片刃のハサミの研ぎ方

毎回の作業の後では、クリーナーで汚れを落として油を挿す程度で十分。
木にハサミの刃をあててみて、刃が食い込まずに滑ったら、研ぎが必要だと感じていると鮫島さん。
「面倒がらずに研ぐことを楽しんでほしいの」との言葉通り、実習では同じメーカーのハサミを持っている方同士で話がはずんだり、経験のある方がない方へ教えたり、情報交換し合って交流しながらの楽しい講習会となりました。

講習会の様子

「これからは長く大切に道具を使いたい」「家にあるほかのハサミも研いでみたい」との感想が寄せられました。
春からの活動がますます待ち遠しくなりましたね。