登録団体活動紹介 東札幌病院ボランティア いずみ「観葉植物の花が咲きました」
2023年01月19日
登録団体「東札幌病院ボランティアいずみ」の活動場所、ソルガーデンは病院の屋上にあり、冬も一日中暖房がついている温室です。
観葉植物の花が咲いたと聞いてお伺いしました。

「ほら、あの花ですよ」と見上げると、高い窓に向かって伸びた枝の先にフワフワと白い花が咲いています。

この花はカランコエの仲間のファングという植物。昨年お伺いした時にはまだ肩の高さくらいだったものです。

11月からするすると茎が伸びた後、花が咲きはじめたとのこと。
よく見ると4弁の花がかわいらしいですね。ここソルガーデンは、熱帯や亜熱帯原産の観葉植物が成長しやすい環境で、家庭ではめったに見ることがない花が咲くのです。ファングの花は、ベテランのメンバーさんも見るのははじめてなのだそう。
テーブルの上にはシクラメンの鉢が置かれ、ガーデンのある五階に入ったとたん華やかな色がすぐ目に入ります。
八重咲やフリル咲きなど珍しい花が毎年店先に並びますが、オーソドックスな花形が花期が長いので選んでいるのだとか。

奥の方にもブーゲンビリアやストレリチアなどの花が咲いています。
はっきりとした温かい色合いが患者さんに好まれるので「やっぱり赤い色の花を選ぶわね」とボランティアコーディネーターの白石さん。

患者さんと付き添いの家族さん、ケアスタッフ、ナース、ドクターとガーデンにいらっしゃる多くの方から「ガーデンに来ると落ち着く、ホッとする」と言葉をいただくことが励みになり、いつも生き生きとした植物の状態を保てるように冬も週1回の活動を続けているのだそうです。
屋上に雪が積もると温室内が暗くなるため、外に出て除雪をして明るさを保つのだとか。
ボランティアさんの思いやりあふれる、温かいガーデンでした。