札幌国際大学の学生さんとさっぽろタウンガーデナーが「花や緑を使ったオブジェを考えるワークショップ」を行いました
11月25日、札幌国際大学人文学部心理学科の学生13名とさっぽろタウンガーデナー5名が協働で「花や緑を使ったオブジェを考えるワークショップ」を行いました。


このワークショップで出されたアイデアは、3月3日に札幌市民交流プラザで行うイベントでのオブジェ作りに活かされます。
花と緑を使ったオブジェを設置することによって春の訪れを広く一般の方に感じていただき、その場で写真を写して喜んでいただけるようなフォトスポットを作るために、普段からインスタグラム投稿などSNSに慣れ親しんでいる世代の方の意見をお聞きしました。
まずは、札幌国際大学のイネーブルガーデンで活動する登録団体「花と緑のEGG」代表の堀 妃登美さんにガーデンをご案内いただきました。
大学の園芸療法の授業で毎年春に花壇デザインを行い、投票で選ばれた上位4つまでのデザインが採用されているというレイズドベッド花壇を中心に、野菜畑やアケビのアーチなど、育てて食べる、育てて作るなど利用することができる多種多様な植物が植えられています。

すでに花壇は片付けが終わっている状態ですが、450株ほどあるラベンダーを使って全国の園芸療法士と交流を行っている様子や、管理の大変さも教えていただきました。

ガーデンに隣接する林の中ではシイタケなどキノコ栽培も行われていて、ちょうど姿を現したナメコに参加者一同興味津々でした。
ワークショップは、ファシリテーターに滝野公園での植栽や修景デザインをカラフルな什器を設置することによって幅広い年代の方が花と緑に関わる場を創出しているコテージガーデンの三石 浩司さんをお迎えして行いました。
事例紹介で三石さんが実際に体感した、来場者が「思わず写真を撮る場面」の数々を見せていただき、みなさんとオブジェのイメージを共有。

5つの班に分かれてコンセプトや素材など自由な発想で様々なアイデアが出されました。


各班に交じったタウンガーデナーさんも、花の知識を教えたり、イメージを絵に描いたり、活躍しました。

色分けやイメージ画を用いながら楽しくわかりやすくまとめていただきました。



ファシリテーターの三石さんも大学生の頃、園芸療法を学んだことがあり「花と緑を楽しむところに園芸療法の基本がある」と思われていて、現在の仕事に繋がっているのだそうです。講評ではこれから社会に出る学生さんたちに向けて「ぜひ、大学で学んだことを活かして活躍してください」と温かいメッセージが送られました。
想像もできなかった楽しいアイデアが豊富に生まれ、参加したタウンガーデナーさんからは「学生さんからエネルギーをもらえた楽しいワークショップだった」と感想が寄せられました。
この度のワークショップは、吉崎 俊一郎准教授にご協力いただき実現することができました。ありがとうございました。
3月3日のイベント応援スタッフは、年明けに登録者に向け募集する予定です。
これからの花と緑のまちづくりを担うであろう、若い世代の方にも花と緑に親しんでいただけるよう、一緒にイベントを作りませんか?