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さっぽろタウンガーデナー講習会「宿根草の活用法」を行いました

12月12日、さっぽろタウンガーデナー講習会「宿根草の活用法」を行いました。講師は「ガーデニング リラの会」大通公園西8丁目花壇のリーダーとして活動しているグリーンアドバイザーの熊木真智恵氏です。受講者は宿根草についての講義で宿根草についての知識を得た後、デザイン実習のワークショップをグループになって行い、お互いの意見を出し合って学びを深めました。

ワークショップの様子

講義では代表的な宿根草について花期を3つに、草丈を4つに、また葉が美しいものと分類してわかりやすく特徴を教わりました。この品種は増えすぎると株分けがしにくい、または湿り気を好む、どんな状況にも適応して増えると熊木さんの豊富な経験からお教えいただき、受講者はうなずいたり時には笑いもおこり、今まで植えてみてうまくいかなかった理由がわかって納得した様子でした。

熊木氏の講義の様子 植物の分類のしかた

花色、花期、草丈、植物をこの3つの特徴で把握しながら、実際に大通西2丁目花壇10m×1.5mを想定して3~5人のグループでテーマを決めてから宿根草の花壇をデザインしました。

このようにピンクや青、黄色の花色に近い付箋紙に植物の写真を貼って花期と草丈を書き込んだものを使って考えました。

付箋を利用した方法

花色から選ぶグループ、草丈から選ぶグループ、好きな花から選ぶグループ、方法は様々。すでに今ボランティアなどで活動している方が自然とリーダー役になりました。

デザイン実習の様子 熊木さんのアドヴァイスを受けているところ

講義室全体の様子 できあがったデザイン画

できあがった図面を並べ、各グループが発表しました。

グループの発表 グループ発表の様子

講師からは「葉のきれいな品種が入れられていてシーズン中ずっと維持できるように考えてあることが一目でわかります。各グループ共によく考えられていて実際に作ってみたいデザインもあります」と講評していただきました。

「花期、草丈、を記号と番号で分類するわかりやすい方法がよかった」、「他のグループのデザインを見ることでとても勉強になった」、「宿根草をますます好きになりました」との感想が寄せられました。

グリーンシーズンが終わってからゆっくりお茶を飲みながら花壇の課題に取り組むことが大切で、そのためには写真を撮って記録し、簡単でもいいので図面が必要だと熊木さん。雪が融けるまでの間にデザイン図面と向き合い、花壇のレベルアップを目指しませんか。