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登録団体「大学村の森を守る会」活動紹介

5月7日、登録団体「大学村の森を守る会」の活動を取材に行きました。雨のため作業は中止でしたが、代表の小笠原惠子さんの案内で開花している花を見ながら大学村の森を散策しました。

大学村の森の散策の様子 シラネアオイが咲いているところ

「大学村の森」は東区北28条東4丁目にあります。住宅街の中とは思えない大きな木が生え、落ち葉の積もったふかふかの土からはまるで山の中かと思うような花が咲いています。少し前までは エゾエンゴサク、キバナノアマナが一面に咲いている様子が見られたそうですが、この日一番の見頃はニリンソウでした。ところどころにエゾエンゴサクやミヤマエンレイソウ、シラネアオイの花も見られました。

ニリンソウが咲いているところ ミヤマエンレイソウの咲いているところ

散策中に鎌を持ったメンバーがタンポポを根から抜いたり、不要な木の枝を切ったりしていました。

メンバーが鎌でタンポポを抜いているところ 木の枝を切る様子

下左の写真はノイバラと植栽して15年でやっと咲き始めたハマナス、下右の写真はオオハナウドの群落です。森の中にはヤナギラン、オカトラノオ、オオウバユリなど1m間隔で数本ずつ植えた植物が、今では群落を作り、季節を追って次々と咲くのだそう。

これらの草花は小笠原さんがタネから育てたり、じかにタネをまいて育てたもの、木は小さな苗木を自宅に持ち帰り、1mくらいになるまで育てて移植したものです。

ノイバラとハマナス オオはナウドの群落

面積約1.6haの森は広く、増え続けるイワミツバをどうするか、など抱えている問題もまだまだあって管理には手間がかかります。「1人ではできません。人が宝です。」と小笠原さん。

新しく会員が入会したら記念樹を森の中に植えるのだとか。

自分の記念樹の様子を見るメンバーさん

自分の記念樹に皮がむけているところがあると気にするメンバーさん。愛着を持って活動されています。

「大学村の森を守る会」は、火曜日と金曜日の6時から1時間ほど、10名ほどで活動しています。

随時一緒に活動するメンバーを募集しています。興味のある方は、会のホームページhttps://daigakumuranomori.jimdo.com/へお問合せいただくか、

花と緑のネットワークTEL:011-251-3309へご連絡ください。

メンバーが大切に守り、育ててきた森をぜひ1度見に来られませんか?23年の活動を経て、春から秋までお花を見られるようになっています。