講習会「花壇メンテナンスについて学ぼう」を実施しました
6/27(火)農試公園で、講習会「花壇メンテナンスについて学ぼう」の第1回「最初の花盛り時期のメンテナンスについて」を実施しました。
この講習会は、定植から約1ヵ月後の花の生育が旺盛な時期に必要なメンテナンスや、花壇や植物の状態に合ったメンテナンスについて学ぼう、という内容です。
農試公園の協力を得て、実際に公園の花壇を利用しながら実習も行います。
まずは屋内サンルームで、この時期のメンテナンスについて学び、その後花壇で実習します。
講師は、当協会の伊藤職員が担当しました。

メンテナンスよりちょっと遡って定植時期の話もします。札幌の場合、遅霜の心配がなくなる5月下旬から6月上旬ごろが良いでしょう。
定植時の元肥は、気温の上昇に伴って効果が現れ、定植から1ヵ月前後が最初の花盛りの時期になります。
メンテナンスをする上で必要なことは、よく観察することです。
【花壇の状態を確認する】土の状態、植物の状態、花壇全体のバランスを見ることがポイントです。
【確認した状態に合わせて作業を考える】
土については、保水性に問題がある場合、排水性に問題がある場合にどうしたらよいかを学びました。
植物については、生育不良の原因を考えます。
根が原因の生育不良、肥料切れが原因の生育不良、病害虫や結実によって次の花が咲かない、などについてどのように判断し、どう対処するかを学びました。
花壇全体のバランスを見て、改善すべき点を発見しどう対処するかも勉強しました。
では外へ出て実際にやってみましょう!
土に触れて、見た目の印象と触った感触の違いを確認します。土の状態を知るには触ってみることが一番です。
次に、植物ごとに生育状態が異なるので、講師が花壇の各所で具体的に説明しました。最初の話を参考にして実際の植物を見ながら、「これは切った方がいいね。」「ここはどうしよう。」と、みなさんいろいろ考えながら熱心に作業します。
その花壇ごとに日当たりや土の状態、全体のバランスをよく見ながら進めていき、今回の講習会は終了となりました。
これからますます植物の生育旺盛な時期になりますので、今回の講習会を参考に、きれいに維持していきたいですね。
これから夏本番を迎えます。熱中症などには気をつけて作業をしてください。
みなさん、お疲れ様でした。





