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さっぽろタウンガーデナー講習会 園芸療法入門[12月開催] レポート

12月1日、花と緑のネットワークでは、前回に引き続き、さっぽろタウンガーデナー講習会   園芸療法入門~「園芸療法」ってなんだろう~[12月開催]を開催しました。

前回の様子はこちら

今回の講習会参加者のレポートをご紹介します。

園芸療法について学ぶ講習会。今回の講師も、前回と同じ札幌国際大学准教授で、日本園芸療法普及協会北海道支部長でもある、吉崎俊一郎氏です。

参加者は5~6人のグループ4班に分かれ、まずは各班で自己紹介と前回学んだ園芸療法についての振り返りをしました。

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その後は、苔玉ワークショップ。各自一つずつ観葉植物を使った苔玉を作りました。

赤玉土を手のひらでもんで、匂いを嗅いでみます。同様に、ケト土もさわって、匂いを嗅いでみます。「どんな匂いかな?」違いを感じてみます。

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次に、赤玉土とケト土を混ぜて匂いを嗅いでみます。

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よく混ざったら、数回、土をトレイに叩きつけて、硬さを水で調整しながらさらに捏ねます。

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捏ね上がったら、土を平らに広げて真ん中に植物を置き、根を土でくるみます。

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形をととのえ、水ゴケを少しずつ貼り付けて、麻紐を巻いて固定します。これが意外と難しい!

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土の部分が見えなくなるまで水ゴケを貼り付けたら、麻紐を切って先端を土に押し込みます。

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ラベルに日付と、苔玉に名前をつけて書いて付け、小皿に乗せたらできあがり。

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作った人によって、丸かったり細長かったり、それぞれに個性が出た苔玉ができました。

苔玉づくりの実習の後は振り返り。使った材料や、作業手順を書き出して、すりあわせてみました。また、苔玉づくりを通じて各自が感じたことをシェアしました。その後、講師から園芸療法でプログラムを活用するときに大切なこと。まず、対象者のことを考えてから次にプログラムを考える。対象者が、活動によって何を考え、感じるのかが大事である、等を教わりました。

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その後は、花と緑のネットワークからの提案で、今回学んだことを活かしてグループごとにイベントの企画を話し合ってみました。それぞれ、児童会館の子どもたちを対象にした、使う植物などを選べる苔玉づくりイベント、町内会でお年寄りと子どもたちが一緒にお花を楽しむイベント、幼稚園から小学校低学年の子どもが対象のタネだんご・タネ玉づくりイベント、若いお母さんたち向けの苔玉づくりイベントが提案されました。

今回の講習会では、自分の頭でたくさん考え、また他の参加者のみなさんが考えたこと、感じたことなどを聞くことができて、たいへん勉強になりました。