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第29回茶話会「たねダンゴ」で楽しく種まき!~大人も子どもも楽しめる種まき方法を実践~ ご報告

3月17日(木)、豊平公園別館講義室で「第29回茶話会「たねダンゴ」で楽しく種まき!~大人も子どもも楽しめる種まき方法を実践~」を開催しました。前回の茶話会に引き続き好評で、34名の方にご参加いただきました。

講師は、「ガーデニング リラの会」の谷口澄子さんです。グリーンアドバイザーの資格をお持ちで、昨年の茶話会「花壇メンテナンスを学ぼう」でも講師を務めたことがあります。

今回は、たねダンゴとは何?ということから、実際に作ってみる、どんな場面で実践できそうか話し合う、という3本立ての内容です。

たねダンゴ、みなさんはご存知ですか?
家庭園芸普及協会が主に実践している、新しい種まきの手法です。ケト土と赤玉土をまぜたダンゴに種をまぶして播種します。

・小さな種でもまきやすい
・風で種が飛ばされたり、雨で流されたりしにくく、傾斜地にも適用できる
・ダンゴに保水性、保肥性があり植物の生育を助ける
・1箇所から数株の芽が出るので、花束のように咲くことと、まいた場所がわかりやすく雑草と区別しやすい
・ダンゴ作りが楽しく、みんなで交流するイベントに活用できる
などのメリットがあり、被災地の緑化にも活用されています。

そのような説明を聞いたところで、早速作り方を学んでいきます。

テーブルごとに材料を受け取り、まずは土をみんなでこねて、ひとまとめに。
ケト土は保水性があり、芽が出るまでの水分を種に与えてくれます。赤玉は、硬さの調節のために混ぜ込みます。

まとまったら、おおまかに人数分に分けて、キンカン大のダンゴをつくっていきます。(じゃんけんで分けるテーブルも)

みなさんもくもくとダンゴづくりに集中しています。

ダンゴができたら、中に元肥を入れて、また丸め、種をまぶします。

最後に、植物の成長を助け、根腐れ防止にもなるケイ酸塩白土をまぶして完成です。

これで作り方はみなさんばっちりですね。

たねダンゴを作り終わった後に、植え方や、今回使用した肥料や活力剤、追肥の仕方などについて、講師から説明していただきました。

次に、テーブルごとにたねダンゴをつかってどんなイベントができそうか、活用方法を出し合って発表してもらいました。

自分ですでに取り組んでいる場所や、これから取り組みたい場所など、様々なアイディアが出ました。対象についても、幼稚園、小学校の子どもや、町内会、福祉施設のお年寄りなど、幅広い年齢の方に受け入れてもらえそうだと認識してくださったようです。

終始なごやかで、楽しい茶話会となりました。今日のたねダンゴづくりが、これから地域などで活用されると大変うれしです。参加してくださったみなさま、お疲れさまでした!