団体活動レポート~ガーデニング リラの会~
10月28日、花と緑のボランティア団体「ガーデニング リラの会」のみなさんが管理する大通公園の8丁目花壇に行き、今年最後の作業の様子を取材してきました。
今朝まで雨でしたが、作業が始まるころには止み、お天気に恵まれた中での作業となりました。
今回は春に向けて球根の植え込みを行うとことで、みなさん下準備に励んでいました。
50cm区画にひもを張り、残っている宿根草を植栽図に記録していきます。宿根草はひとつひとつの名前と位置がわかるよう、ペグとピンクテープがつけてあり、何がどこに植わっているかばっちりわかるようになっています。

花壇の横にはこの後植える様々なチューリップやスイセン、アリウムなどの球根が用意されています。

球根に限らずこの花壇に植える植物を選ぶときには、自分の好みもありますが、公共の場にふさわしいかにも気を付けているそう。
また、ネームプレートに書いてある花の名前がきっかけで興味を持ち、毎年楽しみに見に来て下さる方もおり、そういったつながりができるように、花の名前が印象的なもの(今回のチューリップの中では「サンタクロース」、「マッチ」など)も選ぶようにしているそうです。
植え込むときは、色味や花の時期、背丈などを考えて配置を決めています。また、冷涼な地域での花の特徴(例えばアベリアは背丈が小さい)なども織り交ぜて、ひとつの花壇で札幌らしさが感じられる花壇になるよう心掛けているそうです。
冬の間に花壇のデザインを考えるのですが、今年はこの時期にこの色が足りなかったなど、反省を踏まえながらつくっているとのこと。
大通公園を訪れる皆さんに花壇を楽しんでもらえるように、たくさんの工夫が詰まっています。
雪まつりの雪像の重さに負けずひと冬を越して、大通8丁目花壇が春の花で彩られるのが楽しみですね。


