札幌でも14日の最低温度が3.8℃とぐっと下がり、一気に秋めいてきた今日この頃。
園内の紅葉の様子は後半で紹介することにして、まずは「秋の風流盆栽展」のご紹介。
10月16日(金)から別館講義室で「秋の風流盆栽展」が始まります。
この盆栽の展示会は風流盆栽会の皆さんの栽培品をゆったりとした席飾りで展示しています。
18席、72点の作り込まれた盆栽が並びます。
動きのある幹にシャリも見事な大きな盆栽から手のひらに載るような極小盆栽を配し、
1つの席の中で秋の風景を表現しています。
外も紅葉が進んでいますが、鉢の中はもう少し紅葉が進んでいるようです。
↑写真左上はキヅタ。すごくきれいに色づいています。
でも、出品された方は「期間中持つかなぁ・・・。」と心配顔。
写真右上はヤマモミジ。赤、黄そしてちょっとですが、黄緑のグラデーションがキレイ!
この時期に開催する盆栽の展示は紅葉が見事ですが、
実物もきれいに色づいていて、ピラカンサやムラサキシキブ、ヒメリンゴなど
春には見られない実り豊かな秋が凝縮している感じですね。
棚卓も箱型だけではなく月形があったり、地板も平らではないものがあったり。
盆栽よりこの棚卓に興味を持たれる方もいらっしゃいます^^。
今回は園地の外の紅葉と一緒に盆栽の彩も楽しんでいただけたらと思います。
期間中、風流盆栽会会員による相談コーナーもあります。
春から様々な会の盆栽の展示会を開催してきましたが、
この風流盆栽展が今年度は最後の盆栽の展示会。
来年春まで見ることができませんので、ぜひこの機会に足を運んでくださいね。
「秋の風流盆栽展」は10月16日(金)~18日(日)で開催。
時間は9時~16時(最終日18日は15時まで)とちょっと短くなっております。
日も短くなっておりますので、お早めにお越しくださいね。
さて、園地の紅葉の状況です。
週明けの低温で紅葉が加速してしまったようです。
今日15日、に綺麗だったのは・・・
↑地下鉄1番出口横、ちょうど新センターの工事をしている横にあるサクラとハウチワカエデのあたり。
1番出口を出てすぐの歩道側のオオカメノキも真っ赤に染まっていました。
センター廻りのサクラよりキレイに赤く染まっているのが印象的でした。
ハウチワカエデは緑・黄・橙・赤のグラデーションがキレイですよ。
↑写真左上は上のハウチワカエデの撮影した場所で振り返ったところ。
手前が橙色になったサクラ、中央奥の黄金色はカツラ。まだ緑がかっているのはシラカバです。
↑写真中央はセンター裏のアズキナシ。イチョウはまだ真緑色ですが。
園内は黄葉する木がかなり色が変わってきていて、センター前のケヤキもほぼ黄色です。
↑写真右上は芝生広場のナナカマド。今年は実が少ないのが残念ですが、
青空に赤が生えていい感じです。
↑写真左は花木園のモクゲンジが橙色に。奥の背の高い木はヤチダモです。
ヤチダモは先日の強風でかなり葉が落ちてしまい、木によってはもう葉がない木も・・・
モクゲンジの間にちょっとだけ見えるハンカチノキはベージュに。木の北当東側はまだ薄い緑色です。
↑写真右は藤棚裏のヤマモミジ。お散歩している方も毎年足を止めて撮影しているのを見かけます。
いつもより進みの早い色づきで、今綺麗なグラデーションという事は、真っ赤になる日も近いかも・・・
それでも、サクラとカツラは去年とほぼ同じくらい。他はちょっと早く色づきが早い感じです。
去年の写真やHPを見ていたら、特別今年の紅葉が早い、というわけではなさそうですね。
どちらかというと遅く色づいたのに、進みが早い、という印象です。
他にも園内で紅葉が進んでいるのでお早めに見に来てくださいね。
秋はお花が少ないですが、野草園ではシモバシラ(↓写真左下)と
サラシナショウマがもう少し楽しませてくれそう。
センター裏のシュウメイギクもたくさん咲いていますよ(↑写真右上)。
シラカバの下を彩るピンクが何とも言えず、かわいいですね。
もし、雨が降ったら展示温室でも秋の花と紅葉が楽しめますよ。
写真には写っていませんが、アメジストセージやダリア、ホトトギス、コムラサキなど楽しめます。
そして、最近シリーズ化させてしまった今日の三尺バナナ。
苞から新しく出る子房はずいぶんと少なくなってきました。
その分、最初に見え始めた子房(いわゆる食べる部分)が大きくなってきたようです。
↑写真右上はバナナの木の上から撮影しました。
10/1の写真と見比べてもちょっとおいしそうなくらいに育ってきたかな?
これから先、どんなふうに育って、色づくか、楽しみですね~。
しばらく「今日のバナナ」のコーナー(?)続けていきますね。






















