ここ一週間は少し肌寒いものの、過ごしやすい日が続いていましたね。
あっという間に6月です。
初夏の花に移り変わってきているのこの季節、明日6月2日より緑のセンターでは「さつき 花季展」を開催します。

札幌さつき会の皆さんのが手塩に掛けた作品、色鮮やかなサツキ盆栽や山野草など30席、総鉢数78鉢が飾られています。
サツキは5月下旬から6月に咲くツツジ属の常緑低木です。
旧暦の5月である「皐月(さつき)」に咲くことから名づけられたと言われています。
皐月は現代の6月にあたり、6月上旬といえばちょうどその開花の時期。
この展示会は花盛りのサツキ盆栽がメインになります。

会場の中央は小さめの盆栽が並び、壁側にはずらりと重厚感あふれる大型のサツキ盆栽を配置。
サツキは一色の品種もありますが、1本の樹に2色以上の花が咲く「咲き分け」があり、鑑賞価値の高い植物の一つです。
また、一色咲きであっても花弁の先がとがっていたり、細かったり。
アザレアとの掛け合わせ品種は花弁が丸くて花が大きく、樹全体が豪奢に見えます。
意外に可愛らしい名前がついた品種もありますよ。
下の写真は「初恋」という品種名がついています。

色味も可愛らしいですが、白地の中心が薄い緑色で縁が薄ピンクの花から、中心が白で縁が橙色の花のグラデーションになっています。

上の写真は「日光」という品種。
こちらは白、ベージュ、薄ピンク、橙色と一つの花は単色ですが、樹全体にそれぞれの色のはなが咲いています。
色合いは初恋と似ていますが、見比べると雰囲気は別物。
何より、盆栽としての仕立て方も違います。

上の写真は「緋光琳」。花色は朱色で単一ですが、花弁が細めでツツジに近い感じがします。
片手にのるくらいの大きさの盆栽です。

上の写真は「エの山キリン」という品種。白地に赤紫のラインや点線のような模様が入る絞り咲き。
その中央にだけ赤紫単色の花が数輪咲いていてちょっと面白いかな、と花のアップを撮ってみました。
この他、白くて丸弁の花と朱色でほい花弁の花が咲き分けしている品種などあります。
樹姿の美しい盆栽仕立てに、鮮やかな花が咲く姿はサツキならではの風雅な楽しみ方ですね。
この時期ならではの展示会です。ぜひご覧下さい。
展示会期間中、札幌さつき会の会員がサツキ盆栽の育て方などの相談をお受けしています。
また、4日、5日はサツキ苗などの販売もあります。この機会に育ててみてはいかがでしょう。
「さつき 花季展」は6月2日木曜日から5日日曜日まで
9時から17時まで(最終日は16時まで)
緑のセンター2階ミーティングルームで開催です。
展示会期間中は駐車場が非常に混み合っております。
公共交通機関をご利用ください。
アクセス
豊平公園は地下鉄駅の目の前で非常に便利です。ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分
・バス「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。
お問い合わせ先
豊平公園緑のセンター
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間 8時45分から17時15分
休館日 月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び年末年始(12月29日から1月3日)
電話 011-811-6568






