豊平公園では秋も展示会ラッシュがあり、
9月の最後の今週末は2つの展示会が同時開催されます。
「秋のミニ盆栽と山野草展」と「おもと秋季展」です。
どちらの展示会も9月29日(金)~10月1日(日)(最終日は15時まで)の開催になります。
ひとつづつご紹介していきますね。
まずは、2階講義室で開催するのは「秋のミニ盆栽と山野草展」。

この展示会は札幌草樹会の皆さんの栽培品を展示しています。
17席、221鉢が秋の風景を表現しています。
盆栽の中でも手のひらに乗るようなサイズの盆栽がほとんどで、
会場中央の一点飾りは草物を盆栽仕立てにする「盆草」が中心です。
秋の風情らしく、紅葉やリンゴなどの赤く色づいた実物、
秋に咲くダイモンジソウやイワシャジンなどの野草や収穫近い風情の稲穂などとても個性的。
←稲穂の横にはスズメが。
←色づいている雑木。もう紅葉しているのですね。
←葉も実もピンクに紅葉しているコマユミ
会場の壁側は席飾りで展示。野山や里山の風景を醸しています。
箱台で飾るので高い位置は山の上のほうを、
低い位置は平地に近いほうをイメージして飾るのだそうですが、
今年は植物の間に色々な置物があったりして楽しめます。
また、自作の鉢だけの席や小ぶりの水石が飾られている席もありました。
また、会場内では札幌草樹会の会員が相談に乗ってくれるのですが、
今年は新しい試みとして、「盆栽を飾ってみよう」という体験ができます。

いくつかの盆栽や鉢、箱がおいてあって組み合わせて「飾る」ことができます。
育てる楽しみだけではなく、飾るのも楽しいのが盆栽。
こんな風に置いたらどう見せられるか、体験してみませんか?
また、29日・30日の10時~14時の間、会員による苗等のチャリティー販売を開催します。
この機会に盆栽や盆草を始めてみてはいかがでしょう。
もうひとつは、1階アトリウムで開催の「おもと秋季展」です。

こちらは公益財団法人日本おもと協会北海道支部の皆さんの栽培品が並びます。

北海道支部の展示会としては21回目になるそうで、出品総数は124鉢。
秋の展示会はコンテスト形式となっており、
出品された中から日本おもと協会会長賞、北海道知事賞、札幌市長賞、日本おもと業者組合賞、などが選ばれます。

なかでも、日本おもと協会会長賞が今回の展示会の中でもっとも優秀なおもとで、
大葉系の「残雪」という品種でした。

おもとは花を楽しむのではなく、葉を楽しむ植物です。
葉に白や黄色の斑が様々な模様を描いていたり、
葉そのものがくるくるとうねるように育つもの、しゅっと立つもの、横に展開するもの、と
様々あり、その様を「芸」といいます。
他の植物でも、葉の斑の入り方で、「虎斑」「覆輪」といった言い方をしますが、
そもそも「斑」という言い方も含めて、おもとの「芸」の表現から来ているのだそうです。

この「芸」の出方は品種により色々ありますが、
登録されているだけでも1000種以上といわれ、
江戸時代の大名から庶民までのブームとなった古典植物の代表です。
おもとは「錦鉢」も特徴のひとつです。
色鮮やかな錦鉢は、葉を引き立てると同時に鉢自体も芸術品でもあります。
細やかな表現も多く、鉢だけでもうっとりしてしまいますね。
おもと秋季展の期間中3日間、オモトの専門業者さんによる販売も行われます。
お手ごろ価格となっておりますので、まずは一鉢から始めてみませんか?
どちらの展示会も9月29日(金)~10月1日(日)の開催で、
最終日は15時までとなっております。
販売もありますが、それぞれ日程が異なりますのでご注意ください。
展示会期間中は駐車場が混み合うことが予想されます。
緑のセンターは地下鉄の出口1・2番からすぐですので、
ぜひ公共交通機関をご利用ください。
アクセス—-☆—————–★————★————★——————
豊平公園は地下鉄駅の目の前で非常に便利ですので、ぜひ公共交通機関をご利用ください。
・地下鉄東豊線「豊平公園駅」1番出口を出てすぐ左 徒歩1分。
・バス 「豊平3条12丁目」下車 徒歩約7分
※36号線沿いにあるバス停からは直接公園が見えませんのでご注意ください。
お問い合わせ先*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
豊平公園緑のセンター
札幌市豊平区豊平5条13丁目
開館時間:8:45~17:15
休館日:月曜日(月曜祝日の場合は翌平日)及び12/29~1/3
電話:011-811-6568
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